1インスタンス月額945円のプランも

NTT Comが日米で「月額上限付き」クラウドサービス、CloudStack採用

2012/03/28

 NTTコミュニケーションズは3月28日、日米でパブリッククラウドサービス(IaaS)「Cloudn(クラウド・エヌ)」を提供すると発表した。業界最安値をうたうとともに、仮想インスタンスの利用は従量課金だが月額上限付きとしているのが興味深い。米国データセンターでのサービス提供開始は3月30日、日本データセンターは6月中を予定する。

 Cloudnは、仮想マシンインスタンスを時間課金で提供するサービス。これに同じく時間課金の、データディスク(永続型で仮想サーバインスタンスから独立)およびスナップショットなどのためのデータ保存領域を提供する。無料でファイアウォール、ロードバランサが使える。データ転送も、上り下りともに無料だ。仮想サーバインスタンスはすべてプライベートIPアドレスで運用、仮想ルータを通じてグローバルインターネットとの通信を行う。グローバルIPアドレスは、利用インスタンス数にかかわらず1契約当たり1個をデフォルトで提供。追加グローバルアドレスは1個当たり月額1050円かかる。

 仮想サーバインスタンスは5プランが提供される。それぞれの基本スペックと料金は下記の表のとおり(仮想マシンを作成したら、起動していなくても削除しないかぎり料金が掛かる点には注意が必要)。

cloudn01.jpg 仮想マシンインスタンスの料金体系

 面白いのは、サーバインスタンスとデータディスクの料金体系。基本的には時間課金でありながら、月額料金の上限を設けている。例えば最下位のvQプランだと、1時間当たりの稼働時課金が1.995円であるため、24時間31日間稼働し続けると1カ月で1484円の計算になる。しかし月額上限料金の945円を支払えばいいということになる。その次のレベルのv1プランだと、稼働時は1時間当たり7.98円であり、31日間稼働し続けると5937円になるはずだが、3780円で済む。ちなみにデータディスクは月額上限が40GBで420円、100GBで1050円だ。

 CloudnではCloudStackを採用、Amazon Web Services互換を含むAPIを提供する。NTT Comでは、Cloudnの今後のサービス/機能追加について、次のように説明している。

 4月にはオートスケール機能、7月にはCDN連携機能、10月にはオブジェクトストレージ機能を逐次追加。また、Cloudn上で動作するPaaSのトライアルサービスを7月に開始する。

 NTT Comでは3月30日から7月31日まで、最大3カ月、5000円分まで無料で使えるキャンペーンを実施するという。

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(@IT 三木泉)

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