Movable Typeも5.2にバージョンアップ

シックス・アパート、Movable Typeをクラウドで提供

2012/09/27

 シックス・アパートは9月26日、Movable Typeをクラウドサービスとして提供する「Movable Type EZ(ムーバブル・タイプ イージー)」を同日提供開始したと発表した。利用料は3プランで構成され、ユーザー数、ブログ/ウェブサイト数無制限で月額9975円から。同社は4週間無料トライアルを実施する。また、今回のサービスはIDCフロンティアのクラウドサービス上で提供している。

 Movable Type EZならではの機能は下記のとおり。

  • 最新バージョンのMovable Typeに自動アップデート
  • Webサイト全体を定期的に自動バックアップ(バックアップは過去7日間、最大10世代分を保持)
  • スマートフォンでの表示に対応し、レイアウトや表示内容が切り替わる新しいテーマを提供
  • スマートフォンに最適化された管理画面から記事の公開や修正が可能
  • 特定のURLに対して、ID/パスワードによるアクセス制限を設定可能
  • HTTPリダイレクトを、管理画面から複数のページに対して設定・管理可能。
  • アップロード用にFTPSを利用可能
  • 管理画面から、導入済みのSSL証明書の更新が可能。 CSRが不要の一部SSL証明書は新規追加も可能
  • 環境変数の編集や、追加・削除が可能
movabletype01.jpg Movable Type EZの3つのプラン

Movable Typeもバージョンアップ

 また、シックス・アパートは同日、Movable Typeの最新版、「Movable Type 5.2」を出荷開始したと発表した。

 新機能としては、まずWebサーバとWebアプリケーションを接続するためのインターフェイスであるPSGI(Perl WebServer Gateway Interface)への対応がある。このインターフェイスを通じ、例えば軽量Webサーバのnginxを使用することで、Movable Typeを高速化できるという。

 また、新しいリッチテキストエディタでは、形式をリッチテキストに設定すると、WYSIWYGモードでの記事編集が可能になった。フルスクリーンモードを使うと、全画面を使って記事編集を行うモードに切り替わる。また、編集画面に、任意のCSSを指定でき、編集時にCSSによる装飾が有効となる。

 セキュリティ面では、ウェブサイトの作成を指定のパス配下に制限できる機能が実装された。SMTP認証によるメール送信が可能になった。

 社内システムとの連携機能を強化した「Movable Type Advanced」もバージョンアップし、2012年12月初旬に出荷開始する。最新版ではWindows Azureに対応した。

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