ということで今回は私が道玄坂近辺の昼食事情について、いまどき30万画素@9800円のマイ・デジカメでご案内します。お題はもちろん、デフォルトで辛い物好きな
IT ピープル向けカレー屋巡りです。
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突き抜ける辛さとオリジナルメニュー
生きていると週に3回くらいは、とにかくひたすら眠い日がありますよね?そういう時は迷わずプライム隣・道玄坂センタービルB1の「いんでぃら道玄坂店」でベンガルチキンカレー(780円)を食しましょう。道玄坂一キレのある刺激があなたの胃袋に喝を入れてくれることでしょう。 いんでぃらは渋谷駅周辺に僕の知る限り3店ありますが、店舗によって違う特徴を持つ点がユニーク。ここ道玄坂店だけの特別メニュー「カレー&ステーキセット」(880円)は、大きめ一枚肉ステーキ+カレーでコストパフォーマンス大。明治通り沿いの本店は老舗の雰囲気が味わえるし、渋谷警察の近くの南口店では異種ルーのハーフ&ハーフも楽しめます。 |
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市ヶ谷でおなじみの..
「パク森」も、道玄坂で食べることができます。やや苦味の効いたルーとドライカレーを組合わせた「パク森カレー」(850円)はカレー好きならもう定番、二日酔いや風邪の初期症状にも効果あり(自分比)。またオプションの卵を頼むとライスを「パックマン型」に整形し、その“口”部分にポトンと玉を落としてくれる技にも注目です。やや見落としやすいロケーションですが、坂の真中「ヤマハ渋谷店」から道玄坂を挟んだ対面あたりを探してみるとすぐに分かると思います。
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やっぱりカレーに合うのは..
客が自由に取れる“付け合せ”の充実度も、カレーファンにとって大事な要素。そんな付け合せ好きのあなたには、道玄坂を登りきった交差点近くのカリーショップ「カイラス」を紹介しましょう。こちらのカレーは、付け合せとして定番の福神漬け以外に「らっきょう」「酢漬けキャベツ」「青紫蘇」と彩りよく選べるのが嬉しい。「らっきょは何時の間にか“別途有料”の店ばかりになった」とお嘆きの貴兄、この店で思う存分シャキシャキ感を楽しんでください。
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ちょっと変化が欲しい時は..
たまには変わったカレーが食べたいという時には、竹久夢二も愛した渋谷百軒店ストリートをぶらついてみましょう。揚げねぎラーメンで有名な「喜楽」の隣、レトロな看板に誘われて入った店が「フラヌール」です。お薦めはこの辺りでは珍しいラムカレー(700円)。目の前でソテーされるラム肉は、コクのあるルーによってその臭みも消され、独特の噛み応えが肉食の醍醐味を与えてくれます。他にステーキ丼のラインナップもあり、肉へのこだわりが感じられる一店です。 |
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時間を忘れてしまいたい時は..
カレーといえば「掻っ込んで食らう」イメージがありますが、時には親しい人とゆったり語らいながらその辛さに身を委ねたいもの。道玄坂でそんな気分になったらここしかない!というのが老舗「ムルギー」です。上記フラヌールから坂道をちょっと左に登ったところにあるこの店は、何より雰囲気が独特。レンガの外観に木造主体の内装、ボーカルジャズ流れる席にひとたび腰をおろせば、創業時の昭和28年に完璧にトリップできます。代表作ムルギーカリー(900円)は富士山型に積まれたライスを牛肉が繊維まで溶けるほど煮込まれたルーが囲み、付け合せのチャツネが甘いムードを盛り立てます。午後一の打ち合わせがない日は、ぜひここで心を空っぽにしてください。 |