電子商取引

eコマース / EC / Electronic Commerce

 XMLに対して特に大きな注目を払っているのが、電子商取引の世界である。電子商取引とは、さまざまな商取引を電子データ経由で行うというものである。これまで、紙の伝票を用いて行われていた取り引きを、電子データで行う。これによって、大幅なコストダウンを実現すると共に、事務処理効率を大幅にアップさせることが期待される。その結果、これまで以上に広範囲の企業から見積もりを取って最安値を提示する企業に発注するといった手順が可能となる。

 これを実現するためには、社会的に1つの情報交換ルールを確定することが必要である。そのために、OASIS、BizTalk、ebXML、ロゼッタネットなどの組織が標準化活動を行っている。

 電子商取引は取り引きを行う当事者の種類によって、BtoB、BtoCなどの種類に分類される。

 XML利用者の立場から注意すべきことは、XMLから見た電子商取引は重要な応用分野の1つであるという点だ。電子商取引から見たXMLは重要な基盤技術ではあるが、XMLは電子商取引用の言語ではなく、また、電子商取引に使用できる言語はXMLだけではない。つまり、XMLには、電子商取引以外にも重要な応用分野が多数あり、電子商取引においてXML以外の手段が選択される場合もあるということである。

 

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