シフトJIS(Shift_JIS)

シフトジス

 日本語表記に使用される文字エンコーディングスキームの一つ。マイクロソフト、アップルなど主要パソコンメーカーが採用しているデファクトスタンダードの一種。JISという3文字が付いていることからJIS規格のようにも思えるが、実際には私企業が勝手に定め、それが広まったもので、規定された時点ではJIS規格には適合しない存在であった。現在では、JIS X 0208:1997が、これを「シフト符号化文字集合」として追認する規定を追加している。

 文字集合的には、JIS X 0201(いわゆる半角英数字と半角カナ)と、JIS X 0208(いわゆる第1水準と第2水準の漢字と非漢字)を表現可能である。しかし文字が登録されていないコードも多く、そこに各企業が勝手にバラバラに独自の文字を割り当て
てしまったため、シフトJISは一つの標準を示す用語ではなくなっている。また、Unicodeとの相互変換テーブルも、各社が勝手に決めたため、システムによって処理結果に相違が生じるケースも起きている。この問題の詳細はXML日本語プロファイルに述べられている。

 IANAには、"Shift_JIS"という名前でシフトJISが登録されている。従って、charsetパラメタにShift_JISを指定して用いることはInternet上では間違いとは言えない。しかし、日本語の電子メールなどでは、慣習的にシフトJISではなくISO-2022-JPが用いられており、受信者が常にShift_JISを解釈可能という前提を取ることはできない。また、IANAに登録されたShift_JISは、JIS X 0208:1997に規定された「シフト符号化文字集合」になるため、この規定から逸脱するコードを使用することは、すべてインターネットの規約違反となる。

 XMLでは、XML日本語プロファイルにより、シフトJISの利用は推奨されていないが、シフトJISしか扱えないソフトも多いため、やむを得ず利用されるケースも多い。

 マイクロソフトが使用しているシフトJISは、Windows文字セットと呼ばれるもので、多数の拡張文字を含む。これは、シフトJISの一種ではあるが、"Windows-31J"や"CP932"という名前で呼ばれ、通常のシフトJISとは別枠で扱われる場合もある。

 なお、シフトJISには、公式にその内容を規定する文書が存在しない。

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