アフィリエイト・プログラム(あふぃりえいと・ぷろぐらむ)情報システム用語事典

アフィリエイト・サービス / アソシエイト・プログラム / affiliate program / affiliate service / associate program

» 2003年08月14日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 インターネットのEC(電子商取引)サイトなどにおける販売促進方法の1つ。アソシエイト・プログラムということもある。

 アクセスや顧客を集めたいサイトが、別のサイトやメールマガジンと提携してリンクなどを掲載してもらい、そこを経由してアクセスや商品購入などがあった場合、提携先に一定のコミッション(仲介料)を支払うという仕組み。広告型のバナーが掲載期間や掲載量で料金が設定されているのに対し、「クリックや購入があれば」という成功報酬型なので、費用対効果が高いとされる。

 最初に始めたのは米アマゾンドットコムだといわれる。同社はアフィリエイト・プログラム(同社での呼称はアソシエイト・プログラム)を1996年に採用、1997年に本格稼働し、2000年には50万を超えるアフィリエイト(提携先)を獲得している。これは世界中で50万のWebサイト運営者が、自発的に自分のサイトでアマゾンドットコムへの誘導を行っていることになる。

 このように個人などの消費者側が自分の気に入ったお店を他人に紹介するためにアフィリエイトになることが多く、消費者参加型マーケティング(バイラル・マーケティング)として注目を集めている。

参考文献

▼『非対称情報の経済学――スティグリッツと新しい経済学』 藪下史郎=著/光文社新書/2002年7月

▼『戦略的思考の技術――ゲーム理論を実践する』 梶井厚志=著/中央公論新社・中公新書/2002年9月

▼『ある理論経済学者のお話の本』 ジョージ・A・アカロフ=著/幸村千佳良、井上桃子=訳/ハーベスト社/1995年3月(『An Economic Theorist's Book of Tales』の邦訳、「The Market for 'Lemon': Quality Uncertainty and the Market Mechanism」の邦訳を収録)

▼『組織の経済学』 ポール・ミルグロム、ジョン・ロバーツ=著/奥野(藤原)正寛、伊藤秀史、今井晴雄、西村理、八木甫=訳/NTT出版/1997年11月/(『Economics, Organization & Management』の邦訳)

▼『リスク・マネジメント論』 森宮康=著/千倉書房/1985年5月

▼『保険とリスクマネジメントの理論』 亀井利明=編/玉田巧、姉崎義史、大城裕二、羽原敬二、武田久義、樫原朗=著/法律文化社/1992年4月


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