ロット(ろっと)情報マネジメント用語辞典

lot

» 2004年08月02日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 製造業において、まとめて同種の製品を生産する場合の生産単位。例えば、ある製品をまとめて1000個生産した場合、この1000個がロット(1ロット)である。バッチ(batch)も同様の意味で使われるが、業界や会社によってはロットと使い分けられている場合がある。

 生産におけるロット(生産ロット、製造ロット)は、同一条件で製造された製品の集まりなので、品質管理の面でも品質が同一の製品の集まりと見なすことができるため、微妙な品質が問われる製品の場合、生産ロット番号が重視されることがある。

 生産以外の処理・作業の単位もロットと呼ばれ、発注ロット、購買ロット、納入ロット、運搬ロット、検査ロットなどがある。流通・物流業界においては、輸送、荷役、保管の貨物単位がロット(輸送ロット、物流ロットほか)である。

 近年、消費者嗜好の多様化や個性化に伴い、生産においても流通においても、多品種小ロット化が進展している。

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