OLTP(おーえるてぃーぴー)情報システム用語事典

online transaction processing / オンライン・トランザクション処理

» 2003年08月26日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ネットワークに接続された複数の端末(もしくはクライアント)がそれぞれ、ホストコンピュータ(もしくはサーバ)にアクセスして処理要求を行い、それに基づいてホストコンピュータがデータの追加・更新・変更・削除といった処理を行い、その処理結果を逐次端末に送り返す形の情報処理方式。

 トランザクションとは、端末がホストに要求する1回の処理単位で、通常は複数のデータベース操作を含む。一般的な業務システムにおけるOLTPのトランザクションは、1件1件の処理は軽いが膨大な数を短時間で処理することが要求される。また、途中で処理が中断されてしまうとデータベースのデータ整合性が取れなくなるため、高い信頼性が要求される。銀行のATMシステムが代表的な活用例である。

 かつてはOLTPを実現するためのコンピュータは汎用機が必要だったが、その後UNIXやPCベースのサーバシステムも存在する。また、OLTPアプリケーションをWebブラウザから利用できるようにする製品も出てきている。

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