操業度(そうぎょうど)情報システム用語事典

operating ratio / Beschäftingungsgrad

» 2009年05月19日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 生産・販売などに関する規模や能力の最大値に対する、実際の利用割合のこと。これらの能力が一定(増強などがない状態)とした場合の利用度をいう。

 例えば、工場の製造装置の最大生産能力が1万個のときに実際の生産数量が7500個であれば、操業度は75%ということになる。もともとは製造業の生産設備の利用度をいったが、現在では生産数量、生産金額、販売金額、作業時間、設備装置の運転時間などを尺度とすることもある。

 直接原価計算などで用いられる固定費変動費の区分は、本来的には操業度との関連によって定義付けられる。

参考文献

▼『管理会計の基礎』 溝口一雄=編著/中央経済社/1993年3月

▼『原価計算〈6訂版〉』 岡本清=著/国元書房/2000年4月

▼『管理会計発達史論〈改訂増補〉』 辻厚生=著/有斐閣/1988年9月


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