リストラクチャリング(りすとらくちゃりんぐ)情報システム用語事典

restructuring / リストラ / 事業再構築

» 2009年03月20日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 事業環境の変化に合わせて、経営組織やビジネスモデルを見直し、事業構造を再構築すること。日本では「事業撤退」「人員整理」の意味で使われる。

 企業が身を置く事業環境は常に変化しているため、経営者は事業機会があれば当該事業に経営資源を多く投入し、そうでなくなれば少なくする、といったダイナミックな決断を常に迫られる。また、事業規模拡大や経営資源入手のためにM&A(企業の合併・買収)を行ったり、経営効率化のために持株会社制度やカンパニー制を導入したり、部門を分離・分社化したりといった経営戦略を採ることもある。このような事業構造の変更がリストラクチャリングである。

 しかし日本ではバブル景気崩壊後の1990年代に、不採算事業の縮小・撤退、事業所の統合・閉鎖、それに伴う人員の配置転換・削減などをリストラといった。以来、「リストラ」の省略形でいう場合は通常、事業縮小や人減らしなどのことを指す。

参考文献

▼『リストラクチャリング――成長へ向けた企業構造改革』 水留浩一、宮崎真澄=編著/東洋経済新報社/2001年11月


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