FTP

エフティーピー / File Transfer Protocol

 ファイル転送の際に利用するアプリケーション層のプロトコル。クライアントからサーバへファイルを転送するコマンド「PUT」や、サーバからのファイルを取り出すコマンド「GET」などがある。

 FTPセッション中は、コマンドと応答のための制御コネクションと、データ転送のためのデータコネクションの2つのコネクションが使われる。

 動作は、まずクライアントの制御プロセスが制御コネクションを確立し、これを使ってコマンドと応答が送られる。この制御コネクションは、コマンドやデータの転送中は常に開いている必要があり、このコネクションが維持されていないとFTPセッションは中止される。この制御コネクションで、クライアントがデータ転送用パラメータや動作を指定するFTPコマンドを送信すると、サーバがデータコネクションを開始する。

 セキュリティ強化のために、クライアントがデータコネクションを開始するものをFTP Passive Openと呼ぶ。これは、制御コネクションとデータコネクションに使うポート番号をクライアントが統制するもので、ネットワーク管理者の制御範囲が広がる。

 FTPを利用したアプリケーションも、FTPと呼ばれることがある。

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