ナローバンド

Narrowband

 64Kbps以下から256Kbps以下の低速な接続サービスのこと。ナローバンドとは、狭い(Narrow)帯域(Band)という意味で、送受信できるデータ量が少ない接続サービスなどを指す。主にダイヤルアップ接続やISDN接続などが挙げられるが、1.5Mbps以下のADSL接続も該当することがある。

 現在主流となったADSLやFTTHといった高速で大容量の接続サービスであるブロードバンドと対義語としても使用される。

 ブロードバンドが登場するまでは、電話回線とアナログモデムを介してインターネットなどに接続していた。これはダイヤルアップ接続と呼ばれ、電話同様に接続時間または通話料に応じて課金されるため、接続終了後は電話を切断しなければならなかった。

 その次に登場したのが、ISDN接続サービスである。ターミナルアダプタを宅内に設置することで、1本の電話回線を電話用とデータ通信用に分離できるという特徴がある。

 現在は、企業および家庭でもブロードバンド接続サービスが主に利用されているが、企業によってはブロードバンド接続サービスの障害時のバックアップ用回線としてナローバンドを用意しているところもある。

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