連載
» 2001年04月17日 00時00分 公開

VBScriptでXMLプログラミング(3):XSL/XSLTを利用したデータの変換と整列 (1/4)

[西谷亮,マイクロソフト株式会社 ]

XSLTを利用したデータの変換

 これまで、XML文書に対する操作として、単純に文書を読み込み、その内容を表示するといったことを行ってきました。アプリケーションにおけるXML文書の操作ではよく行われることであり、これらの応用を行っていくことで、アプリケーションはどんな文書からもデータを取り出すことができるようになります。

 では、XML文書を扱うようなソリューションを考えていくことにしましょう。この場合、いままでに紹介してきた単純なデータの取り出し方法だけを知っていれば、すべてが実現されるのでしょうか? 決してそうではないはずです。さまざまなアプリケーション同士でデータを交換するような場合にXMLを利用するとなると、あらかじめ何らかの決まりが存在するはずです。例えば、XML Schemaなどに代表されるスキーマ言語を用いて交換するデータの構造やデータ形式が、あらかじめ定められていたりすることはよくある話です。自らのシステムが必要としているデータ構造と、受け取るデータや送信するデータの構造が異なっているということは、必然的に発生し、互いの接続性を維持するためにもデータの構造を変換するロジックが必要となってきます。このようなケースにおいて、いままでに紹介した方法ですべての機能を実装すると、値の内容やタグの名称などを判断し、必要に応じて新しいXML文書を生成し送信するといったことをしなければなりません。もちろん、これでもちゃんと実装することができますが、通信する相手が変わってしまったり、データ構造に変更が行われたりすると、そのたびにビジネスロジックにあたるようなコードを書き直し、テストし直さなければなりません。これでは、せっかくXMLの柔軟性をシステムに取り入れても、そのせいでアプリケーションの変更に対しての耐性が低下してしまい、メンテナンスなどに余計な工数が発生してしまうことが考えられます。

 そこで今回は、これらの問題を解決してくれるであろうXSLTを利用したデータの変換と、そのメリットを取り上げていくことにします。

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