特集
» 2002年06月29日 00時00分 公開

インターネット・サービス向けIIS設定ガイド:IIS安全対策ガイド・インターネット編 (5/9)

[井上孝司,著]

必要のないサービスを停止させる

 ファイル共有機能も含めて、Windows 2000が提供する機能の大半は、「サービス」と呼ばれる、バックグラウンドで動作するプロセスによって提供されている。この「サービス」のうち、Webサーバとしての動作に必要のないものを停止させることで、システム負荷を減らし、不正侵入などにつながる要因を減らすことができる。

 サービスの起動/停止を行うためには、[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]を使用する。

[サービス]管理コンソール
ここには、動作中のWindows 2000に登録されているサービス一覧が表示されている。[状態]の列に[開始]と表示されているのが動作中のサービスだが、そのうちWebサーバとして使う際には必要ないものを停止させ、不正侵入のきっかけを減らすとともに、システム負荷も軽減する。
 (1)Windows 2000にインストールされているサービスの名前。
 (2)それぞれのサービスの説明。
 (3)サービスが動作しているかどうかの状態。
 (4)サービスが自動起動するかどうかが表示される。

 ここで、それぞれの「サービス」の名称をダブルクリックすると、サービスごとのプロパティ画面が表示される。

「サービス」のプロパティ画面
Windows 2000のサービスは、それぞれ個別に、スタートアップの種類と、開始/停止/一時停止の指定ができる。
 (1)サービスの名前。
 (2)このサービスの説明。
 (3)サービスの実体である.EXEファイルのパス名。
 (4)サービスが自動起動するかどうかが表示される。リストボックスになっていて、必要に応じて変更が可能。
 (5)ここをクリックすると、停止中のサービスが動作を開始する。図の例では動作中なので、グレー表示になっている。
 (6)ここをクリックすると、停止中のサービスが動作を完全停止する。
 (7)ここをクリックすると、停止中のサービスが動作を一時的に停止する。

 動作しているサービスを停止させるには、ここで[停止]をクリックする。また、停止中のサービスを起動するには[開始]をクリックする。[一時停止]は[停止]と異なり、例えば何らかのTCP/IPポート番号を用いて待ち受けを行うサービスでは、ポート番号が開いたままになる([停止]の場合はポートも閉じられる)。

 なお、[スタートアップの種類]に[自動]/[手動]/[無効]の違いがあるが、これらは以下のように区別される。

種類 意味
自動 サービスはWindows 2000の起動時に自動起動する
手動 サービスは必要に応じて手作業で、あるいは別のサービスから呼び出されて起動する
無効 サービスは起動しない
サービスの起動の種類

 ここで、以下に示すサービスを停止させた上で、念を入れて[スタートアップの種類]を[無効]に変更する作業を実施する。

サービス名 用途 備考
IPSEC policy agent IPsecを使用しない場合は停止させる
Messenger NetBIOSのメッセージ送信機能を提供する
Net Logon ドメインに参加していない場合は動作していないはずだが、念のために停止を確認する
Print Spooler 印刷データのスプールとプリンタへの送出
Remote Registry Service レジストリの遠隔操作/被遠隔操作
RPC Locator リモート管理が必要なら動作させる
RunAs Service ほかのユーザーの権限でアプリケーションを実行できてしまうので、停止していることを確認する
Server Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有の機能を提供する これを停止させると、Computer BrowserサービスとDistributed File Systemサービスが一緒に停止する
TCP/IP NetBios Helper Service NBTとNetBIOSの名前解決をサポートする
停止するサービス

  

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