そのメールはスパムか否か、振り分けを鍛える 〜スパムメール対策「POPFileのクライアント設定」〜ツールを使ってネットワーク管理(9)(2/4 ページ)

» 2006年05月02日 00時00分 公開
[山本洋介@IT]

バケツとマグネットの設定

バケツの設定

 先ほど設定した「バケツ」を確認します。「spam」と「work」以外に「unclassified」というバケツがあると思います。

 当初送られてくるメールはすべてこの「unclassified」(未分類)という「spam」でも「work」でもないニュートラルなファイルとして振り分けられています。これをどちらかに再分類することでPOPFileのメール振り分け機能が鍛えられていきます。

 また、デフォルトでは送られてくるメールのタイトルに

[spam]超出会える!

[work]今日の予定

[unclassified]Best love dr@gs at best store!

のように項目が追加されてしまいますが、spamでないメールには付けたくありません。これを外すために、「バケツ」タブのサマリーにある「件名の変更」チェックを外します。「unclassified」バケツもチェックを外しておきます。「変更を適用」ボタンをクリックすると変更が反映されます。

画面18 spamの件名を変更させてしまおう(画像をクリックすると拡大表示します) 画面18 spamの件名を変更させてしまおう(画像をクリックすると拡大表示します)

 また、Outlook Expressのようなプレビュー機能を持ったメールクライアントのプレビュー機能を使って、スパムに仕込まれたWebバグや攻撃コードがユーザーを攻撃したり、メールを受け取ったことが分かるようにしていることがあります。これを避けたい場合には、「隔離」にチェックを入れることで、メールの内容を添付ファイルという形にして届けてくれます。

マグネットの設定

 マグネットとはメールを強制的に振り分ける機能です。ある特定のメールアカウントから来るメールはspamでないと分かっているような場合に使うといいでしょう。メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)でそれぞれ設定することができます。

画面19 メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)で振り分けられるマグネット機能(画像をクリックすると拡大表示します) 画面19 メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)で振り分けられるマグネット機能(画像をクリックすると拡大表示します)

 メッセージ「マグネット」をクリックするとマグネットの設定ができます。

 左下にある「新規マグネット作成」に強制的に振り分けたい形式、単語、そして振り分け先のバケツを設定して「作成」をクリックすると、設定されるでしょう。

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