連載
» 2006年10月27日 00時00分 公開

無償ながら強力なログ解析ツールLog Parserを活用する:第1回 Log Parserの概要 (1/4)

ログは管理者の味方であり、悩みのタネでもある。無償ながら強力なツール、Log Parserでログを自在に操ろう。

[小板公一,マイクロソフト株式会社]
Windows Server Insider

 

「運用」のインデックス

連載目次

 英語の“log”は「運行記録」などの意味があり、情報システム管理におけるログは、さまざまなハードウェアやソフトウェアの「運行記録」を刻々と記録したデータである。システム管理者にとって、ログは複雑な存在だ。あるときはトラブルシュートの主役としてピンチを救ってくれる頼もしい相棒だが、日々作成されるログはさながら悪夢をもたらす洪水であり、作成されたログ・ファイルは物置のスペースを着々と占拠し続ける厄介者である。

 システム管理者であれば、トラブル発生時に一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。「そんなこと、ログ見れば分かるでしょ」。これは事実ではあるが、ある意味管理者にとっては屈辱的な言葉かもしれない。コンピュータが文字どおり機械的に吐き出し続ける膨大なログから必要な情報を特定し、無機質な情報の羅列からシステムのトレンドを見いだすためにはかなりの労力を要することがほとんどであるからだ。

 いざ、膨大な種類、量のログに直面すると太刀打ちできそうにない。しかしログを自在に分析できるようになりたい。こんな悩みを持つまじめな管理者を強力に支援してくれるツールがある。今回ご紹介する「Log Parser(ログ・パーサー)」である。

 Log Parserはさまざまなログを入力として受け付け、それらの中から必要な情報を素早く検索したり、特定の情報を抜き出して並べ直したり、Excel用のデータに加工したりと、多様なログの分析を支援してくれるツールである。大きな特徴の1つは、これらのデータ操作にデータベース問い合わせ言語のSQL文を使えることである。

 Log Parserは、マイクロソフトのテスターが自身の必要に迫られて開発したもので、マイクロソフトから無償で提供されている。本稿では、原稿執筆時点での最新版のLog Parser 2.2を取り上げ、主にシステム管理者を対象に、Log Parserの概要と使用例をご紹介する。以下特に断りなく“Log Parser”と表記した場合は、Log Parser 2.2 を指すものとする。

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