小手調べにASP.NETからOracleに接続してみよう.NETユーザー必見! Oracle 10gのお作法(1)(4/4 ページ)

» 2007年03月14日 00時00分 公開
[三谷亮太日本オラクル]
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Webページの作成

 データを表示、編集するためのWebページを作成します。先ほど作成したデータアクセス用クラスをビジネスオブジェクトとしてGridViewにバインドします。ツールボックスから[GridView]を選択しDefault.aspxにドラッグ&ドロップします(図10)。

図10 GridViewを作成 図10 GridViewを作成

 表示される「GridViewタスク」より[データソースの選択]をクリックし[<新しいデータソース>]を選択します(自動的に「GridViewタスク」が表示されない場合はGridView右上の三角マークをクリックします)。表示されるダイアログで[オブジェクト]を選択し[OK]をクリックします(図11)。

図11 データソースを選択 図11 データソースを選択

 表示される「ビジネスオブジェクトの選択」で「DataAccess」を選択します(図12)。Data Accessクラスをビルドしていないと、ビジネスオブジェクトとして表示されないので注意が必要です。

図12 ビジネスオブジェクト(データアクセス用クラス)を選択 図12 ビジネスオブジェクト(データアクセス用クラス)を選択

 [次へ]をクリックすると「データメソッドの定義」が表示されますのでSELECTにgetdataメソッド、UPDATEにeditメソッドを選択し、[完了]をクリックします(図13)。

図13 データメソッドを定義 図13 データメソッドを定義

 次に、GridView右上の三角マークをクリックし、「GridViewタスク」を表示します。表示されたGridViewタスクの[編集を有効にする]にチェックを入れます。同様に[オートフォーマット]よりお好みのデザインを選択してください(本サンプルでは[カラフル]を選択しています)(図14)。

図14 GridViewの編集を有効にする 図14 GridViewの編集を有効にする

 以上でサンプルアプリケーションの実装は終了です。

サンプルアプリケーションの実行

 メニューより[デバッグ]→[デバッグの開始]またはF5キーを押してデバッグ実行を開始します。デバッグ時に図15のような警告が出る場合、デバッグを有効にすることをお勧めします。

図15 デバッグ実行時のアラート画面 図15 デバッグ実行時のアラート画面

 図16で[編集]をクリックすると列の編集が可能となり、編集後に[更新]をクリックすると編集が反映されます。なお、この状態ではキー列であるDEPTNO列も編集可能になっていますが、今回は単純なアプリケーションを作ることが目的のため、特に制御はかけていません。

図16 サンプルアプリケーションの実行 図16 サンプルアプリケーションの実行

 今回は環境設定からODP.NETを用いた単純なアプリケーション実装までを行いました。次回ではODTを使った実装についてご説明します。


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