連載
» 2008年02月19日 00時00分 公開

VB6開発者のためのASP.NET開発入門:第6回 データベース・アクセス処理 (1/4)

業務アプリのメインの処理ともいえるデータベース・アクセス。VB6アプリとは異なるASP.NETにおける手法を説明する。

[宮崎 昭世(Microsoft MVP for ASP/ASP.NET),日立ソフトウェアエンジニアリング]
  VB6開発者のためのASP.NET開発入門 
業務アプリInsider/Insider.NET

powered by Insider.NET

「  VB6開発者のためのASP.NET開発入門 」のインデックス

連載目次

 ついにVisual Studio 2008が発売となった。この連載を読んでいただいている方は、ASP.NETが新しい考え方になっていないか不安に思われているのではないだろうか? しかし、心配はいらない。ASP.NETはバージョンを重ねるごとに、より効率的な開発を行うための機能が追加されてきてはいるが、基本的な考え方は変わっていない。本連載の知識を身に付けていただければ、きっとVisual Studio 2008でも違和感なく開発していただけると思う。

 また、Visual Web Developer 2008 Express Editionもダウンロード可能となっている。本連載では2005版の方を前提としているが、2008版を使っても本連載の内容に関してはほとんど変わらないため、どちらを使ってもらっても構わない。Visual Web Developer 2005 Express Editionも、こちらからまだインストール可能なようである。

 さて、前回は入力チェックについて解説した。Webアプリ(本稿では「アプリケーション」は「アプリ」と略す)においては入力チェックが煩雑になることが多いが、ASP.NETで提供される検証コントロールによって簡単に実装できることが理解いただけたのではないだろうか。

 今回は、業務アプリのメインの処理ともいえるデータベース・アクセス(以下、DBアクセス)について見ていくことにしよう。

ASP.NETにおけるDBアクセス

 VB6によるWindowsアプリ(以下、VB6アプリ)においても、DBアクセスは行っていたと思うが、ASP.NETにおいてDBアクセスはどのように行えばいいのであろうか?

 残念ながらDBアクセスに関しては、これまでの連載の内容と違って、Webの仕組みを理解しさえすればVB6アプリと同様に開発できるというわけにはいかず、新しい考え方を理解する必要が出てくる。しかし、これはそれほど難しいものではなく、Visual Web Developer 2005 Express Edition(以下、Visual Web Developer)の機能を使うことにより、ほとんどコードを記述することなく開発することが可能だ。

 まずは、実際にデータベースからデータを取得し、Webページ上に表示するところから始めてみよう。

 その前に、データベースの準備を行う。Visual Web Developerのインストールでは、デフォルトでデータベース製品であるSQL Server 2005 Express Editionもインストールされるため、本稿でもデータベースとしてはこれを利用することとする。

 次に、利用するデータベース・ファイルであるが、SQL Server 2005 Express Editionではサンプルとして使えるデータベース・ファイルはインストールされない。下記のサイトよりダウンロードしてインストールしてほしい。このサイトのページでは「for SQL Server 2000」と記載されているが、SQL Server 2005 Express Editionでも問題なく利用できる。インストール手順については下記のとおりだ。

(1)「Microsoftダウンロード センター」のサイトからダウンロードする。

(2)ダウンロードした.MSIファイルを実行すると、デフォルトでは「C:\SQL Server 2000 Sample Databases」フォルダにSQLスクリプト・ファイルとデータベース・ファイルが展開される。

(3)生成されたファイルのうち、「instpubs.sql」を使ってデータベース・ファイルを作成する(展開されたデータベース・ファイルをそのまま利用しても構わないのだが、SQL Server 2000用のデータベース・ファイルであり、正式にはファイル・フォーマットの変換を行う必要があるため、ここではSQLスクリプト・ファイルを利用して作成することにする)。作成方法は下記を確認してほしい。

 コマンド・プロンプトで下記のコマンドを実行する。

osql -E -S (local)\SQLExpress -i "C:\SQL Server 2000 Sample Databases\instpubs.sql"

osql -E -S (local)\SQLExpress -q"exec sp_detach_db @dbname='pubs'"

 この作業によって、SQL Server 2005 Express Editionのデフォルトのインストール状態では「C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Data」フォルダに「pubs.mdf」データベース・ファイルが作成されているはずである。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。