連載
» 2008年06月30日 00時00分 公開

.NETを知らない人でも分かるSilverlight入門(5):Windows Live APIをSilverlightでマッシュアップ! (2/3)

[松原晋啓,ITmedia]

コミュニケーション

  • Windows Live Messenger
    日本での利用率が高いインスタントメッセージングサービスである「Windows Live Messenger」を利用できるWebサービス
  • Windows Live Alerts
    「Windows Live Messenger」と連動した通知サービスで、オンラインのときはデスクトップ向け(メッセンジャーのサインインアラートのような)に、オフラインのときはメール向けになど利用状況に応じてリアルタイムな通知ができるWebサービス
  • Windows Live Agents
    自然言語処理に対応したリアルタイムの自動応答機能を提供し、「Windows Live Messenger」で友達と同じように会話できるWebサービス。マイクロソフトからは、「Windows Live Messenger」アドバイザーの「まいこ」「エンカルタIMアンサー」「相談ちゃん」などが提供されている
    • 「まいこ」:maiko@live.jp
    • 「エンカルタIMアンサー」:jp.encarta@botmetro.net
    • 「相談ちゃん」:qanda@live.jp

検索と地図

  • Live Search
    インターネット検索やサイト内検索をWebページだけでなく、画像やビデオ、ニュース、電話帳一覧、スペル候補、百科事典、天気予報、マネー、スポーツなどさまざまなリソースから検索結果を取得可能なWeb API。このAPIにも地図検索機能が備わっていて、検索結果から地図を表示することも可能

 これについては、後ほど実際に行われているSilverlightとの連携例を紹介します。

  • Virtual Earth
    地図検索サービスである「Live Search Maps」と同等の地図情報を利用可能なWeb API。「Virtual Earth」は、ソフトウェアのローカルインストールなしで3Dマップを表示可能で、プッシュピンや経路情報、エリア情報など多くの情報を地図上で表現可能な地図サービス

 これについても、後ほど簡単なSilverlightとの連携サンプルを紹介します。

認証

  • Windows Live ID
    WebサイトやWebサービスと連携するクライアントアプリケーションのユーザー認証が可能なWebサービス。Windows Liveプラットフォームの認証基盤として利用されているサービスであるため、ほかのサービスを使用した場合の認証も容易

Silverlight 2に組み込まれるWindows Liveの成果の1つ「Deep Zoom」

 これらの例を見て分かると思いますが、SilverlightとWindows Liveプラットフォームは非常に深い関係にあるので、Silverlightの機能をさらに生かすにはWindows Liveプラットフォームを活用するのも面白いでしょう。

 現に、「Windows Live Labs」で開発されていた「Deep Zoom(コードネーム:Seadragon)」はSilverlight 2に組み込まれるテクノロジーですし、現在開発中の「Photosynth」や「Virtual Earth HD View」などはDeep Zoomをベースにしています。

 Deep Zoomは高精細画像や動画の拡大・縮小を滑らかにする技術で、2008年6月現在「MSN 自動車」のページ「マイクロズーム【DEEP】」で体験できますが、試すにはSilverlight 2 Beta 2(Internet Explorer 67のみで動作)のインストールが必要です。

「Live Search」とSilverlightのマッシュアップ例

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは実際の連携例を紹介していきます。「Live Search」とSilverlightの組み合わせで外せないのが「Tafiti Search」でしょう。

Tafiti Search Tafiti Search

 これはマイクロソフトが作った試験的な検索サイトで、コードも公開されています。このサイトは3つの構成に分かれていて、左が検索窓と検索リソースの選択、中央が検索結果、そして右が「シェルフ」と呼ばれる機能です。「シェルフ」には検索して得た結果をドラッグして一時的に保存でき、それに対してラベルを付けることもできます。

 また、サイトを使用している間に収集する検索クエリの「スタック」やセカンダリの「フィルタ」など優れた機能が付いています。私は検索エンジンをかなり多用しますが、この機能は常々欲しいと思っていた機能だったりします。

 ほかにも「ツリービュー」という機能もあり、こちらは検索結果がツリーの上に表示されるというものです。見ている楽しさや使っている楽しさはありますが、あまり実用的ではないのが悲しいところです。

 次のページでは、本稿のために作成したかんたんなVirtual EarthとSilverlightを連携したサンプルを解説します。

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