連載
» 2008年08月06日 00時00分 公開

本音のWebサービスガイド(1):Tumblrを使ってみた (1/3)

どれを使えばいいのか悩むWebサービスを本音で紹介します。第1回は、ライフストリーム系で、引用が容易なTumblrを取り上げます(編集部)

[江原顕雄,@IT]

どれを使えばいいの、Webサービス?

 今回から始まる新連載「本音のWebサービスガイド」。ネットでは日々新しいWebサービスがリリースされています。それらのサービスの紹介や使い方の記事はたくさんあります。しかし、多くの記事が「解説」止まりになっていて、実際に使ってみて本当に役立つのか? 利用することによって生産性がアップするか? まではなかなか書かれていません。なので、いざそのサービスを使ってみると「あんまり使えない!!」という事態が多々発生します。

 そこで、この新連載の各記事では前半では「Webサービスの使い方」、後半では実際に利用したユーザー4人の本音・感想を掲載していきます。

 記念すべき第1回に取り上げるWebサービスは「Tumblr(タンブラー)」です。平型コップのタンブラーの「tumbler」とはつづりが微妙に違うので注意が必要です。

 2007年にリリースされ話題になったので、利用していない人でも名前を聞いたことはあると思います。

引用とソーシャル性に長けているTumblr

 Tumblrは「引用機能が充実していて、知人と時間軸に沿ってつながりやすい、いま流行のライフストリーム系の『ブログサービス』」です。動画や音楽、写真やニュース記事やブログのエントリなど、自分が気に入ったコンテンツを発見すれば手軽にTumblrにスクラップすることができます。また、知人の気になったコンテンツや近況もライフストリーム的に追うことができます。イメージとしてはソーシャルブックマークとブログサービスの中間に位置するサービスです。

【ライフストリームについての参照記事】
話題のライフストリーム、ここが面白い

図1 Tumblrと各Webサービスの相関図。引用とソーシャル性に長けているTumblr 図1 Tumblrと各Webサービスの相関図。引用とソーシャル性に長けているTumblr

  それではTumblrの各機能をチェックしてみましょう。

・ブログとして利用できる

画面1 ブログ機能。ケータイからの投稿も可能 画面1 ブログ機能。ケータイからの投稿も可能

 自分で書いた文章の投稿ができ、ブログ機能が核となります。しかし、一般的なブログサービスと違って、トラックバックが打てませんし、受け付けてもいません。

・引用機能が充実している

画面2 クリップが容易 画面2 クリップが容易

 Tumblrの特徴的な機能はこれです。画像・動画・音楽・文章を引用できます

・引用するのが簡単

 ブックマックレートを使えば、引用したい個所を選んでクリック一発で引用が可能です。

・シンプルなデザイン

Tumblrの表示デザインはシンプルで、ユーザーインターフェイスも分かりやすく、英語の表記のみでも、操作できます。

・Tumblrユーザーの連携

画面3 ほかのユーザーとの連携が容易 画面3 ほかのユーザーとの連携が容易

 Tumblrユーザーは、ほかのTumblrユーザーのページを購読したり、グループを作って同じ興味をもつユーザーが話題を提供することもできます。

・投稿が簡単にできる

画面4 メールでの投稿もOK 画面4 メールでの投稿もOK

 ブラウザからの投稿だけでなく、メールからの投稿にも対応しています。メールが使える環境ならどこからでもポストができます。

Tumblrを使うメリットは何?

 Tumblrを一般的なブログサービスとして利用するのも悪くはないですが、やはりその特性を引き出す使い方は、Webコンテンツのスクラップです。Webコンテンツの記録には、いろいろな方法があります。

  • ブックマークのお気に入りに登録
  • ソーシャルブックマークに登録
  • Web上にスクラップ(TumblrやGoogleノート)
  • ローカルPCに専用ソフトスクラップ(紙copiやOnenote、PDF化)
  • ローカルPCにWebコンテンツを保存

 これらのサービスを利用する際のポイントは「無料・有料」「手軽か否か」「ネットが必要・不必要」の3点です。

 Tumblrは無料で、コンテンツの引用や管理、検索、第三者に見せる・見せないなどの設定が手軽にできます。ネットにさえつながっていれば、どのマシンからでもデータのチェックができるのは魅力です。が、それはネットにつながらない環境ではまったく利用できません。

 Tumblrを利用していちばんメリットがあるのは、ソーシャルブックマークを利用している人なのではないでしょうか? ソーシャルブックマーク並み、いやそれ以上に簡単な利用方法で、コンテンツやコメントは膨大に記録できます。

図2 第三者に情報を発信⇔自分しか利用しない 図2 第三者に情報を発信⇔自分しか利用しない
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