下流プログラマ、IT業界を斬る月刊エンジニアライフ(2)

» 2008年10月09日 00時00分 公開

IT業界のシュールな現実

 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。9月10日にスタートして、1カ月が経過した。

 「月刊エンジニアライフ」では、前月のエンジニアライフを振り返る。9月10日から9月30日までの月間アクセスランキングを見てみよう。

順位 エンジニアライフ 月間アクセスランキング(9月)
1 IT業界のシュールな現実(2)/下流から見たIT業界
2 IT業界のシュールな現実(1)/下流から見たIT業界
3 業界人のにおい/下流から見たIT業界
4 売れるモノを作るには哲学が必要なんじゃないか、という話。/面白いものを作るぞ!
5 ホスピタリティなプロジェクトを目指そう!/ホスピタリティプロジェクト
6 社会人大学院への挑戦/アーキテクトを目指して 社会人大学院生の挑戦
7 株式会社Jurabiさん「形態素解析エンジンAyu」の巻/Software Development Talks
8 娘ができて気付いたワークライフバランス/育児奮闘中! ITエンジニア担当キャリアコンサルタントのワークライフバランス追求型キャリアアップを目指して!
9 “ハチロク世代”とコミュニティ/ハチロクエンジニア
10 ITエンジニアは、ドナドナの道を行く/ドナドナ・エンジニアライフ

 個人事業主という立場のプログラマ、後藤和彦氏による「下流から見たIT業界」がトップ3を独占した。特に「IT業界のシュールな現実」シリーズは、後藤氏の体験談を元にした、「笑えない」ソフトウェア開発現場の実態が描かれている。プログラマにはもちろん読んでもらいたいが、特に上流工程や企業の経営に携わる人に読んでもらいたいと考えている。「下流からはこう見えている」という1つの事実を受け止めてほしい。

 5位の「ホスピタリティなプロジェクトを目指そう!」は、ぜひプロジェクトマネージャに読んでほしい。筆者の前川直也氏は、ホテルやデパートのコンシェルジュ、あるいはコンサートホールや美容院のレセプショニストを例に、「ホスピタリティ=おもてなし」の考え方を提示している。サービス業において顧客のタイプは千差万別であり、1人1人に合わせた「おもてなし」が価値を持つ。この考え方を、プロジェクトマネジメントに応用しよう、というのが前川氏の主張だ。プロジェクトメンバーの性格もまた、千差万別だからだ。

ワークライフバランス、プロジェクト管理、エンジニアとしての人生録

 前回は9月10日の開設時に参加していたコラムニストを紹介したが、今回はそれ以降、9月30日までに新しく参加した3人のコラムニストを紹介する。

名前 コラムタイトル コラム内容
tacken Work Life Balance for Engineers! ITアーキテクトを目指すインフラ系ITエンジニアによる、ワークライフバランスを考えるコラム
前川直也 ホスピタリティプロジェクト メーカーで働く現場密着型のSE・プログラマによる、「ホスピタリティなプロジェクト」の提案
田所稲造 これはもうダメかもわからんね インフラ系SEの波瀾万丈伝 1970年生まれのインフラ系SEによる、波乱に満ちた人生の記録

 「ワークライフバランス」「プロジェクトマネジメント」「人生録」と、テーマの大きく異なる3つのコラムがスタートしている。いずれも「現場のITエンジニア」としての経験を元に、「生の声」を発信していくと意気込んでいる。また、9月10日の開設以降、多くの方から「コラムニストとして執筆したい」という申し込みをいただいており、10月に入ってから順次、新しいコラムがスタートしている。現在の「コラムニスト一覧」も合わせて見てほしい。

 9月に投稿されたコラムは全部で52本(編集部によるピックアップコラムを除く)。新着コラムはエンジニアライフのトップページのほか、@IT自分戦略研究所のトップページにも「最新の投稿コラム」として表示している。また、エンジニアライフ独自のRSSも配信中だ。

 「自分も執筆したい」というエンジニアは、ぜひコラムニストとして応募してほしい。われこそはと思う方は、「コラムニスト募集」ページから。


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