特集
» 2008年12月11日 00時00分 公開

クライアント運用管理:Windows XP簡単ディスク・ダイエット術 11のポイント (5/6)

[井上孝司,著]

■WFPの停止と削除(数十Mbytes)

 WFP(Windows File Protection)とは、Windowsが正常に機能するために必要なファイルを対象とする保護機能だ。ユーザーによる「うっかり削除」、あるいはアプリケーション・ソフトウェアのセットアップなどに起因するシステム・ファイルの書き換えが発生したときに、正しいファイルを書き戻すことでシステムの整合性を維持している。

 しかし、こうした動作を行うためには当然ながら、保護に必要なファイル、あるいは置き換えたファイルをバックアップする手段が必要になる。その分だけディスク容量を消費するのは明白なので、この機能を無効化することでディスク消費量の増加を抑制できると考えられる。つまり空き容量を増やすというよりは、空き容量を減らさないようにするための対策といえる。

手順
  以下のレジストリ設定によって、WFPを無効化する。

[注意]

レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。


項目 内容
レジストリ・キー HKEY_LOCAL_MACHINEの\ SOFTWARE\Microsoft\ Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値の名前 SFCDisable
REG_DWORD
0:WFPが有効(デフォルト
1:WFPが無効

 既定値は「0」で、WFPが有効になっている。これを「1」に変更してからコンピュータを再起動するとWFPが無効になる。

 その結果として、WFPが使用しているフォルダ(%SystemRoot%\System32\dllcache)も使わなくなり、削除できる。このフォルダに置かれていたファイルの分だけ空き容量が増加する。

Internet Explorerのキャッシュ・サイズ縮小(約2Mbytes)

 Webブラウザには、キャッシュと呼ばれる機能がある。これは、アクセスしたWebサイトのコンテンツを構成するHTML文書ファイルや画像ファイルなどを手元のハードディスクに保管しておいて、次に同じWebサイトにアクセスしたときにダウンロードの手間を省くための機能だ。

 キャッシュに使用するフォルダのパスや、キャッシュするファイルのサイズの上限は、Webブラウザの設定画面で変更できる。既定値ではディスクのサイズに応じて一定の比率(3%)を自動的に割り当てるようになっているが、そのサイズをもっと小さい数字に変更することで、ディスク消費を抑えられる。

 また、システム・ドライブ以外に別のドライブを用意できるのであれば、そちらにキャッシュを移動することでシステム・ドライブの空き容量を増やすことも可能だ。Internet Explorer以外のWebブラウザでも、同様の設定が行える。

 キャッシュ・サイズを小さくすると、その分だけWebブラウズ時にダウンロードするファイルの量が増えるが、近年では回線の高速化が進んでいるので、あまり問題にはならないだろう。ただし、オフライン・ブラウズを行う場合には、キャッシュしたファイルがなければ表示を行えないため、キャッシュ・サイズを小さくしすぎると、弊害が生じる可能性がある。

手順
 Internet Explorerの[インターネット オプション]−[全般]タブの「インターネット一時ファイル」にある[設定]ボタンをクリックする。「インターネット一時ファイルのフォルダ」の「使用するディスク領域」を小さくすればよい。

Internet Explorerのキャッシュ設定画面
Internet Explorerの[インターネット オプション]−[全般]タブの「インターネット一時ファイル」にある[設定]ボタンをクリックする。表示されたダイアログで、キャッシュを作成する場所とサイズ上限が指定できる。
  (1)[全般]タブの「インターネット一時ファイル」の[設定]ボタンをクリックする。
  (2)「使用するディスク領域」で、キャッシュのサイズの上限を指定する。スライダーを動かす方法でも、数字を直接入力する方法でもよい。
  (3)[フォルダの移動]ボタンをクリックすると表示されるダイアログで、キャッシュを作成する場所が変更できる。

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