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» 2009年03月04日 00時00分 公開

電源タップから消費電力情報を収集して一元管理:電力の計画的なダイエットを支援、ラリタン

[ 高橋睦美,@IT]

 ラリタン・ジャパンは3月4日、電源タップ(PDU)などから電力情報を収集し、データセンターやサーバルーム全体の消費電力を統合的に管理・監視するシステム「Power IQ」を発表した。

 PowerIQは、リモートからの電源オン/オフやモニタリングが可能なラリタンのラック用電源タップ「Dominion PX」のほか、APCやHP製のPDUを一元的に管理し、電流や電圧、消費電力といった情報を集計するソフトウェアだ。情報収集の間隔は任意に設定でき、収集した情報はグラフィカルにレポートとして表示される。これを元に、電力消費のトレンドやCO2排出量、電力コストなどを把握できる。Dominion PXに環境センサーを組み合わせていれば、ラックの温度や湿度情報も追跡可能だ。

現在開発が進んでいるPower IQの日本語インターフェイス

 ラリタンのプロダクト・マーケティング・マネジャー、井上洋紀氏は、「照明や空調も含めたデータセンターやサーバルーム全体の電力消費はメーターを見れば把握できるが、どのラックのどのIT機器がどのくらいの電力を消費しているのかまでは、統一した観点で測定されてこなかった」と指摘。Power IQはそれを可能にし、電力使用量のベースラインを把握できると述べた。またこの結果、データセンターが抱える電力問題への対処を支援し、電気料金の削減が可能になるほか、グリーンIT推進にもつながるとした。

 「電力のダイエットをしようにも、正確に把握しなければ計画的なダイエットはできない」(同社 セールス本部 シニア・ヴァイスプレジデントの荒野智氏)。

 Power IQではさらに、データセンター内に分散しているPDUを、コンセントやラック、フロア単位でグループ分けして管理することもできる。無味乾燥な数字の羅列ではなく、「経理用システム」「営業用システム」など、人間にとって分かりやすい名前を付けて管理できるため、メンテナンス時に誤ってほかの機器の電源を落としてしまうといったミスを防ぐことにもつながるという。

 Power IQは、VMware上で動作するバーチャルアプライアンス(ソフトウェア)とハードウェアと一体化したアプライアンスの2タイプが提供される。市場想定価格は、バーチャルアプライアンス版が50デバイス対応で60万円から、ハードウェアアプライアンス版は100デバイス対応で224万円から。3月4日より出荷を開始し、4月には日本語も含めたマルチランゲージ対応版をリリースする予定だ。

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