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» 2009年04月09日 00時00分 公開

機種の多さで体力をアピール:日本HP、インテル新CPU搭載サーバを一挙に11機種投入

[三木泉,@IT]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月9日、インテルの最新サーバCPUを搭載した新世代サーバ製品を11機種にわたって発表した。日本HPでは、この他社には見られない新製品ポートフォリオの幅広さ自体が競争優位につながるとしている。

 「今回も11機種一度に投入できる投資スケールの大きさにより、お客様からはまずHPを検討しようとか、パートナーからは、まずHPの製品をタイムリーに出そうという声をいただいている」(日本HP 執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括 松本芳武氏)。

 新製品では、インテルのXeon 5500番台を採用するとともに、性能・拡張性、省エネ性能、管理性の向上のための各種機能を組み込んだ。

日本HP 執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括 松本芳武氏

 拡張性に関しては、すべての機種でメモリスロットを12スロットあるいは18スロット搭載。最下位機種の「ML150 G6」のみ最大メモリ容量は48GBだが、これを除くタワー型の2機種、ラックマウント型では「DL180 G6」を除く4機種、ブレード型では「BL490c G6」が144GBまで搭載できる。

 ディスク容量は、ブレードサーバでも「BL460c」は2.4TB、タワー型の「ML150 G6」「ML350 G6」は8TB、タワー型の「ML370 G6」およびラックマウント型の「DL180 G6」「DL370 G6」は14TBまで搭載可能。1Uラックマウントサーバの「DL360 G6」でも2.4TBを搭載可能で、前世代の2Uラックマウントサーバ「DL380 G5」と同容量を、半分のスペースで提供できるという。

 ブレードサーバの「BL460c」「BL490c」には、オンボードで10Gbpsイーサネットポート×2を標準搭載。Flex-10イーサネットモジュールと併用することで、それぞれのポートを論理的に4つに分割し、各論理NICに帯域を割り当てて使える。

 性能向上の観点からは、ほとんどの機種でPCI Express Gen2対応スロットを提供、従来比約2倍の高速化を図った。RAIDを構成するためのスマートアレイコントローラもこの規格に対応した製品を投入する。

 これまで限定機種のみでサポートしていたSSDについても、ほとんどの機種でオプション提供する(提供時期は9月)。また、ブレードサーバではランダム読み書きが毎秒10万I/Oの高速半導体ストレージも提供する。

 省エネ性能向上については、全機種で変換効率92%の電源装置を採用し、インテルの新CPUによる省エネ効果と併せて、例えばDL380 G5とDL380 G6との比較ではアイドル時約45%、高負荷時約27%の消費電力削減を可能にした。また、既存機種でもシステム単位で消費電力の上限を設定しておくと、これを超えないようにシステムを制御するパワーキャップ機能を提供していたが、新製品では200シリーズ以上で、複数のサーバに対して一括して消費電力上限設定ができる機能を提供する。

ほとんどの既存機種で新世代製品が発表された

 管理性の向上については、新管理ツール「HP ProLiant Onboard Administrator」で、複数サーバを対象としたセットアップやファームウェアのバージョンアップを一括して行える機能を搭載した。遠隔監視・管理機能も統合されている。

 「ML150」「DL160」「DL180」では、新たに遠隔管理モジュールを標準搭載した。また、新たに「Systems Insight Manager」エージェントを搭載。サーバの状態を常時監視・通知できるようにした。さらに、中小規模システムの管理者向けに分かりやすい「簡単セットアップCD」を添付。同CDはモデルごとに最適化されているという。

 新製品の出荷開始はほとんどの製品で5月中旬〜下旬。価格例は、「ML150 G6が11万250円から、「DL380 G6」が28万2450円から、「BL460c G6」が27万6150円からなど。大まかにいって、G5との比較では10%程度の価格アップになっているという。

日本HPでは新製品の販売目標を公表していないが、2009年に国内x86サーバ市場の30%、ブレードサーバ市場の50%のシェアを獲得するという目標は変わらないとしている。

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