ミクシィ採用担当が語る 1年目エンジニア奮闘記ITエンジニア入門講座(1)(2/2 ページ)

» 2009年06月09日 00時00分 公開
[水本敦則株式会社ミクシィ]
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Webエンジニアのタイプとキャリア

 エンジニアは「スペシャリストタイプ」と「マネジメントタイプ」の2つに分けて語られることがありますが、ミクシィのエンジニアの場合、さらにもう1つ、「企画タイプ」が加わります(各タイプの中にも、個々人による違いは当然あるのですが、大きな傾向としてこのようなタイプ分けができます)。

 新卒のメンバーの場合、まずは「スペシャリストタイプ」「企画タイプ」のいずれかに分けられます。スペシャリストタイプは、より高度な技術課題に取り組むことに価値を置いているタイプで、経験に応じてそれぞれの興味分野に対してエッジを立てていきます。

 一方、企画タイプはエンジニアとしてプロジェクトのプランニング段階から参加し、企画者と協力してプロジェクトを実現させていきます。技術を手段ととらえ、アイデアの実現を最大の目的と考えるのがこのタイプの特徴です。

 配置については、個々人のタイプと志向に合わせて最適な経験ができるように、リーダー、マネージャ、部長が一緒に考えていきます。

エンジニアになる学生の皆さんへ

 インターネット産業は常に進化と変化を繰り返している業界です。その中で、エンジニアに求められるものは、ただ単に技術を追求するのではなく、さまざまなアイデアを具体的な形にし、新しい価値観を創造していくことだと思います。それが、ミクシィであれば「コミュニケーションを進化させて、人々の生活を豊かにする」というミッションになります。来年エンジニアになる学生の皆さんは技術と同時に、自分たちが携わるシステム(サービス)の価値を広い視野を持って追求していただければと思っています。また、これから就職活動でエンジニアを目指すという学生の皆さんは、自分が作り出したいものがどのようなもので、それが実現できる環境をしっかり検討して欲しいと思います。そのために、企業のインターンシップに参加してみるのも1つの方法だと思います。

筆者紹介

経営管理本部 人事部 採用グループ リードリクルーター

水本敦則 (みずもと あつのり)

美術大学卒業後、2年間絵画の制作活動に取り組む。その後、工業高等学校の臨時教員として1年間勤務。2004年8月に株式会社ミクシィへ入社。求人情報サイト『Find Job !』の求人原稿制作スタッフを経て、2006年11月人事部に異動、現在に至る。1978年生まれの30歳。



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