ZABBIXのインストールZABBIXで脱・人手頼りの統合監視(2)(3/4 ページ)

» 2009年09月29日 00時00分 公開
[森山将之ミラクル・リナックス株式会社]

Webインターフェイスのインストーラ実行

SELinuxの無効化

 SELinuxのデフォルトの設定では、/var/www/html/zabbix/conf/zabbix.conf.phpに書き込みを行えないため、SELinuxの設定を無効にします。「セキュリティレベルとファイアウォールの設定」ツールでの設定変更の手順は次のとおりです。

  1. メニューから「システム」-「管理」-「セキュリティレベルとファイアウォールの設定」を実行します。
  2. 「SELinux」タブをクリックします。
  3. SELinux設定を「無効」にして「OK」ボタンをクリックします。
ALT 画面1 ZABBIXのWebインターフェイス

/var/www/html/zabbix/conf のパーミッション変更

 /var/www/html/zabbix/conf/zabbix.conf.phpに書き込みができるように、直上のディレクトリに書き込み権限を付与します。

# chmod o+w /var/www/html/zabbix/conf

Webインターフェイスのインストーラを実行

 ZABBIXのWebインターフェイスは、設定が存在しない状態でアクセスするとインストーラが起動するようになっています。ZABBIXサーバが起動しているマシン上のブラウザで、以下のURLを開きます。

http://localhost/zabbix

 するとインストーラが表示されるため、次の手順でインストールを進めてください。

画面2 Introduction画面

 Nextをクリックします。

画面3 License Agreement画面

 「I agree」にチェックを入れてNextをクリックします。

ALT 画面4 Check of pre-requisites画面

 すべてOKになっていることを確認してNextをクリックします。1つでもOKになっていない場合は、該当するPHP関連パッケージがインストールされているか確認してください。

ALT 画面5 Configure DB connection画面

 先に設定したMySQLの設定を入力し「Test connection」をクリックします。表示がOKになればNextをクリックします。

ALT 画面6 ZABBIX Server details画面

 WebインターフェイスがZABBIXサーバの動作を確認するための設定を行います。ZABBIXサーバのホスト名とポート番号を入力して、Nextをクリックします。

ALT 画面7 Pre-Installation Summary画面

 確認のために入力した設定が表示されるため、問題がなければNextをクリックします。

ALT 画面8 Install画面

 設定ファイルのインストールを行います。

 ここで、「Configuration file : OK」の文字が表示されれば、設定ファイルのインストールは完了です。以下のコマンドを実行してディレクトリと設定ファイルに適切な所有者と権限を設定してください。

# chmod 755 /var/www/html/zabbix/conf
# chown root:root /var/www/html/zabbix/conf/zabbix.conf.php
# chmod 644 /var/www/html/zabbix/conf/zabbix.conf.php

 そして、Nextをクリックします。

ALT 画面9 Finish画面でFinishをクリック

 Nextをクリックします。以下のログイン画面が表示されれば、Webインターフェイスのインストールは終了です。

ALT 画面10 ログイン画面

Webインターフェイスのデフォルトのアカウント

 ZABBIX Webインターフェイスのデフォルトのアカウントは、次のように設定されています。

Login name : admin
Password : zabbix

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