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» 2010年07月16日 00時00分 公開

内部統制に効く! ID管理・シングルサインオンの常識企業システムの常識をJBossで身につける(10)(3/4 ページ)

[相原淳, 多田丈晃, 上川伸彦,株式会社ビーブレイクシステムズ]

JBossを用いたサンプルでSSOを体感してみよう

 ここからは、JBoss SSOを用いたサンプルを作成します。

LDAPの設定

 まずは、LDAPサーバに以下の情報を登録してください(今回のサンプルでは、OpenLDAPを使用しています。OpenLDAPについての詳細は、記事「OpenLDAPサーバを利用したユーザー認証」を参照してください)。

概要 設定のコード
親オブジェクトの作成 dn: o=JBossAdmin,c=com
objectclass: top
objectclass: organization
o: JBossAdmin
LDAP管理者の作成 dn: cn=admin,o=JBossAdmin,c=com
userPassword: admin
description: LDAP administrator
objectClass: simpleSecurityObject
objectClass: organizationalRole
cn: admin
identityグループの作成 dn: ou=admin,o=JBossAdmin,c=com
ou: admin
objectClass: top
objectClass: organizationalUnit
ログイン用ユーザーの作成 dn: cn=admin,ou=admin,o=JBossAdmin,c=com
userPassword: admin
displayName: admin
objectClass: top
objectClass: person
objectClass: inetOrgPerson
uid: admin
cn: admin
sn: sso
権限グループの作成 dn:ou=JBossAdmin, o=JBossAdmin,c=com
ou: JBossAdmin
objectClass: top
objectClass: organizationalUnit
Identityグループ、権限グループ、ログイン用ユーザーを関連付ける dn: cn=admin, ou=JBossAdmin, o=JBossAdmin,c=com
ou: JBossAdmin
objectClass: top
objectClass: groupOfUniqueNames
uniqueMember: cn=admin,ou=admin
cn: admin
表6 LDAP設定一覧

プロジェクトの作成

 LDAPの設定が完了したら、JBoss SSOを使ったサンプルを作成します。今回は、前提条件として前回のサンプルで作成した「JBoss SX」のサンプルプロジェクトと同じ設定のプロジェクトが2つ必要です。プロジェクト名を「sampleSX」「ssoTest」として用意しておいてください。

 ただし、JBoss SSOはjboss-5.X.Xには対応していないので、今回はサーバの設定を4.X.Xに設定しておいてください。

JBoss SSOをプロジェクトに取り込む

 JBoss SSOを「JBoss Community」からダウンロードして、任意の場所に解凍します。

図4 JBoss SSOのダウンロードページ 図4 JBoss SSOのダウンロードページ

 解凍したフォルダ内の「jboss-sso.sar」「jboss-federation-server.ear」を「C:\workspace_jboss\.metadata\.plugins\org.jboss.ide.eclipse.as.core\JBoss_4.2_Runtime_Server\deploy」内にコピーしてください。

図5 コピー先イメージ図 図5 コピー先イメージ図

Federation Serverの設定

 jboss-federation-server.earをzip形式に変換します。jboss-federation-server.earを任意のフォルダにコピーしてください。

図6 [プロジェクトの追加および除去]ダイアログ 図6 コピー先イメージ図2

 コピーが完了したら、右クリック→[名前の変更]をクリックして「.ear」の個所を「.zip」にしてください。

 次に、変更したjboss-federation-server.zipを右クリックして、[エクスプローラ]を選択してください。

図7 jboss-federation-server.zip右クリック時 図7 jboss-federation-server.zip右クリック時

 [エクスプローラ]をクリックすると、以下のウィンドウが開くので、jboss-federation-server.sarファイルを任意のフォルダにコピーしてください。

図8 [エクスプローラ]クリック時、表示ウィンドウ 図8 [エクスプローラ]クリック時、表示ウィンドウ

 コピーが完了したら、同様にzip型式にして[エクスプローラ]をクリックしてください。すると、ウィンドウが開くので、その中のconfフォルダを開いてください。

図9 confフォルダ内 図9 confフォルダ内

 server.cfg.xmlを編集するためには、任意の場所にコピーしてから開いてください。次に、server.cfg.xmlを以下のように編集してから、conf内にあるserver.cfg.xmlと置き換えてください。

<?xml version='1.0' encoding='ISO-8859-1'?>
<jboss-sso>
<!-- 
        partners configuration of the federation server...
        partners are the collection of sites which are part of the Single Sign On Federation
        it lists the web domains and their corresponding federation servers in this domain
-->
    <federation-server>
        <partners>
            <partner domain="localhost" server="http://localhost:8080/federate"/>……federation serverのURLを設定する
            <partner domain="localhost" server="http://127.0.0.1:8080/federate"/>
        </partners>
    </federation-server>    
</jboss-sso>
コード1 server.cfg.xmlファイルの修正個所

 以上で、Federation Serverの設定は完了です。最後に、いままでと逆の処理(zip型式に変換したものをser型式やear型式に戻して、ファイルを置き換える)を行ってください。

 次ページでは、引き続きサンプルを作成し、最後に動かして試してみます。

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