「プログラマに嫌われるリーダー」になっていませんか月刊エンジニアライフ(25)

» 2010年09月07日 00時00分 公開

不具合の話ばかりじゃ好きになれない

 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開しています。

 「月刊エンジニアライフ」では、前月のエンジニアライフを振り返ります。2010年8月の新着コラムについて、月間アクセスランキングの上位30位を見てみましょう。

順位
エンジニアライフ 2010年8月 新着コラム
月間アクセスランキング
1
2. 不具合の話しかしない、嫌な奴
(玄米茶/気難しいプログラマ)
2
八百万の神の国の技術者として
(林浩一/ITコンサルタント宣言! 〜MALTな日々)
3
Officeの憂鬱
(Anubis/101回死んだエンジニア)
4
雇われないで生きるには
(横山哲也/Go, Go, Go, in Peace)
5
オブジェクト指向。教科書と現実のはざまで
(山無駄/Innovation “D”)
6
今そこにある危機〜クラウドによって破壊されるもの
(粕谷大輔/雲(クラウド)の隙間から青空が見えた)
7
快適、朝型生活のススメ!!
(田所憲雄/インフラ系SEの波瀾万丈伝)
8
「お金」という最低限のやりがいを失って
(森姫/恋愛感情で仕事はできるか?)
9
i18nしてますか?(2)
(鹿島和郎(かしまかずお)/海外でも通用するエンジニアになる)
10
プログラマという仕事のやりがい
(ひでみ/プログラマで、生きている)
11
失敗から学ぶ 〜 例えばわたしの場合 〜
(早川勇太/若人視点)
12
おまえはもう、死んでいる
(Anubis/101回死んだエンジニア)
13
後輩指導
(横山哲也/Go, Go, Go, in Peace)
14
1. はじめに
(玄米茶/気難しいプログラマ)
15
おっちゃん、これ、パソコンっていうんだよ
(Anubis/101回死んだエンジニア)
16
シンガポール最大の銀行でもシステム障害
(山本保男/アジアのソフトウエア開発現場にて)
17
『“ITソフトウェア基準法(仮称)”の制定に向けて』
(篠原博/技術立国への復活)
18
メンタルの弱さを自覚する人の心得
(あずK/It’s Party Time!)
19
インド式、学ぶ姿勢について(3)
(Zohoチーム/日印エンジニアによるSaaS型サービス「Zoho」の開発現場から)
20
Programming Scalaを読もうぜ(1)
(鹿島和郎(かしまかずお)/海外でも通用するエンジニアになる)
21
GIGAZINEの記事に便乗する。ITベンチャーで働く愚行〜その効率を考える〜
(けいいちっく/30過ぎで5社目でした。)
22
世界征服
(横山哲也/Go, Go, Go, in Peace)
23
現場で「なんで?」 って思ったことはありませんか?
(野口おおすけ/不思議そうで不思議でないちょっと不思議な現場の話)
24
Google App Engine for Javaでわたしがはまった5つのポイント
(かるたや/プロトタイプ開発の日々)
25
要件定義とテストのあいだ――TEF東海の勉強会に行ってきました
(第3バイオリン/オブリガート 〜感謝されるテストエンジニアになる〜)
26
仕事に手を抜くのはダメ?
(阿部直樹/ITトレーナーの憂鬱)
27
校舎の外の世界では
(田所憲雄/インフラ系SEの波瀾万丈伝)
28
我が社の社内公用語は? 言語!
(みながわけんじ/システムエンジニア 生き残りの極意)
29
インド式、学ぶ姿勢について(2)
(Zohoチーム/日印エンジニアによるSaaS型サービス「Zoho」の開発現場から)
30
3. バグと不具合の違い
(玄米茶/気難しいプログラマ)

 8月は、新規参加コラムニスト玄米茶氏の「2. 不具合の話しかしない、嫌な奴」が1位を獲得しました。筆者自身、「気難しいプログラマ」たちと接するリーダーでありながら、同時に「気難しいプログラマ」そのものでもあります。双方の視点から見えるコミュニケーション問題を、プログラマの方も、リーダーの方も、一緒になって考えてみてはいかがでしょうか。

 2位の「八百万の神の国の技術者として」も注目です。ITエンジニアであると同時にコンサルタントでもある林浩一氏は、以前から「ITエンジニアはシステムの言葉に加えて、ビジネスの言葉を習得し、経営者や経営コンサルタントたちと同じ土俵で戦えるようになろう」と提言し続けています。

 今回は「ITエンジニアは、お金(利益)のことも気にしてみよう」という内容です。資本主義社会において、「お金の神」は非常に強大です。「技術の神」を持ち出して戦っても、経営者相手だと負けてしまうことが多々あるでしょう。こうした現実と折り合いをつけるにはどうしたらよいのでしょうか。「J2EEの神やDBチューニングの神、プロジェクトマネジメントの神などの輪の中に、お金の神も入れてあげればよい。たかだか会話のプロトコルを1つ追加するだけだ」と林氏は主張しています。

PHP技術者認定試験の発起人代表が参加

 8月は、新たに5人のコラムニストが参加しました。

名前 コラムタイトル コラム内容
Anubis
101回死んだエンジニア サーバエンジニアや社内SEを経て、現在ヘルプデスクとして働く筆者の、多用な視点からのIT業界考察
玄米茶
気難しいプログラマ 「気難しいプログラマ」との人間関係に悩むリーダーに送る、コミュニケーションコラム
ひろぶみ
エンジニア能力開発あれこれ IT研修講師による、ITエンジニアの能力開発にまつわるコラム
遠藤寛明
深センの車窓から IBM深センで働く若手エンジニアが語る中国IT事情
吉政忠志
教育ビジネスを考える。行動する。改善する。 PHP技術者認定試験の発起人代表による、IT教育ビジネスコラム

 玄米茶氏やAnubis氏はすでに8月の月間ランキング登場しています。また、先日発表されたPHP技術者認定試験の発起人代表、吉政忠志氏も新たに参加しました。今後の動向に注目しましょう。

 8月に投稿されたコラムは全部で69本。新着コラムはエンジニアライフのトップページ、@IT自分戦略研究所のトップページ、各コラムのフッタに表示しています。エンジニアライフ独自のRSSも配信中。コラムニスト一覧から、気になるコラムを探してみるのもよいでしょう。


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  • ITエンジニア(元でも可)
  • ITが好きで、将来はIT業界に就職しようと考えている学生
  • ITエンジニアの採用や教育に関わっている人事・教育担当者

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