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» 2019年03月19日 05時00分 公開

Tech TIPS:【Windows 10対応】リモートデスクトップ接続でコピー&ペーストする方法、できない場合の対処法

リモートデスクトップの使用中にローカルコンピュータとリモートコンピュータ間でファイルをやりとりするには、通常と同じ操作でファイルをコピー&ペーストすればよい。ファイルサイズなどの制限や、コピー&ペーストできない場合の対処方法も解説する。

[デジタルアドバンテージ,著]
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対象:Windows 7/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2


 Windows OSの標準機能の1つ「リモートデスクトップ接続」を利用すると、あたかもローカルコンピュータを操作しているかのように、リモートコンピュータのデスクトップをGUIで操作できる。それゆえに、ローカルでできることはリモートでもしたくなるものだ。

 例えば、ローカルコンピュータ上のアプリケーションで作成したデータファイルをリモートコンピュータに渡して続きの操作を行う、といった使い方はよくあることだろう。

 本TIPSではクリップボードを利用して、ローカル−リモート間でファイルのコピー&ペーストを実行する方法と、その際の注意点を説明する。

リモートデスクトップをまたいだファイルのコピー&ペースト手順

 リモートデスクトップ接続でファイルをローカルからリモートへ、あるいはリモートからローカルへコピー&ペーストするには、通常のコピー&ペースト手順とほぼ同じだ。

 まずリモートコンピュータとの接続を確立したら、エクスプローラー上でコピー元ファイルを選んで[Ctrl]+[C]キーを押すか、右クリックして表示されるメニューから[コピー]をクリックしてクリップボードにコピーする([切り取り]を選んでも[コピー]と同じになる)。

 次に、コピー先コンピュータの画面に移ってからエクスプローラーでコピー先フォルダを開き、[Ctrl]+[V]キーを押すか、右クリックして[貼り付け]をクリックしてクリップボードからファイルをペーストする。

ローカルからリモートのコンピュータへファイルをコピー&ペーストする  
これはローカルのデスクトップからリモートのデスクトップへコピー&ペーストする例。その手順は、普段ローカルコンピュータで行うのと特に違いはない。また逆向きのコピーでも同じだ。

 このとき、ローカル同士の場合と同じく、更新日時やファイル属性もそのままコピーされる。アクセス権リストや所有者は、コピー先フォルダの設定が継承される(ローカルコンピュータの別ドライブ間でファイルをコピーしたときと同じ挙動だ)。

ローカル−リモート間でコピーしたファイルのプロパティ ローカル−リモート間でコピーしたファイルのプロパティ
左がローカルコンピュータ上のコピー元ファイルのプロパティで、右がリモートコンピュータへコピーしたファイルのプロパティである。

 複数のファイル/フォルダを丸ごとコピー&ペーストすることも可能だ。

 また、大きなファイルをコピー&ペーストした場合は、コピー中にプログレスバーのダイアログが表示される。その間に、別のファイルやテキストなどをクリップボードにコピーすると、ファイルコピーがキャンセルされてしまうので注意が必要だ。

 なお、ドラッグ&ドロップによるコピーはできない。一方のデスクトップ内でドラッグしても、他方のデスクトップまでドラッグできず、ドロップも無理だ。

ファイルをコピー&ペーストできない場合の対処方法

 上記の手順でファイルをコピーできない場合は、リモートデスクトップ接続クライアントの設定を確認してみよう。まずリモートデスクトップ接続クライアントで[オプションの表示]をクリックする。そして[ローカルリソース]タブの「クリップボード」がチェックされていない場合は、チェックを入れて「オン」にする。

リモートコンピュータとファイルをコピー&ペーストをするための設定 リモートコンピュータとファイルをコピー&ペーストをするための設定
ファイルのコピー&ペーストができない場合、まずリモートデスクトップ接続クライアントでクリップボードに関する設定を確認しよう。

Windows 7の場合は「rdpclip.exe」を再起動するという手も

 Windows 7でそれでもコピー&ペーストができない場合、リモートデスクトップ接続中に、リモートコンピュータ上のタスクマネージャーで「rdpclip.exe」というプロセスが実行中であることを確認する(Windows 10のタスクマネージャーでは、「rdpclip.exe」や「RDPクリップモニター」のプロセスは見えないので注意したい)。これはローカルとリモート間でクリップボードを介したコピー&ペーストを制御するプログラムである。

 もし起動していなかったら、手動で%SystemRoot%\system32\rdpclip.exeを起動する。rdpclip.exeが起動している場合は、何らかのトラブルが生じてrdpclip.exeが正しくコピー&ペーストを制御できていない可能性がある。そこで少々乱暴だが、いったんrdpclip.exeのプロセスを終了してから、%SystemRoot%\system32\rdpclip.exeを起動し直してみるとよい。

2GBまたは4GBを超えるファイルはコピー&ペーストできない

 リモートデスクトップ接続でのコピー&ペーストでは、ファイルサイズに上限がある。

  • ローカル(クライアント)がWindows 7/Server 2008 R2以前: 2GB未満
  • ローカル(クライアント)がWindows 8.1/Server 2012以降: 4GB未満

 これ以上の大きなファイルをコピー&ペーストしようとすると、「エラーを特定できません」というエラーメッセージが表示されたり、逆にメッセージが何も表示されないまま、コピーも行われなかったりする。

 こうした大きなファイルをコピーするには、次のような別の手段で代替する。

 複数のファイルをコピーする場合、その合計サイズにかかわらず、各ファイルのサイズが前述の上限を超えていなければコピーできる。

エクスプローラー以外のアプリケーションではコピー&ペーストに失敗することがある

 エクスプローラー以外のアプリケーションでは、ローカル−リモート間でコピー&ペーストができないことがある。例えばローカルコンピュータ上の画像ファイルをクリップボードにコピーしても、リモートコンピュータのWindows 7標準のワードパッドにはペーストできなかった。

 このような場合は、いったんリモートコンピュータのフォルダにペーストし、そこで再びコピーしてみよう。

■更新履歴

【2019/03/19】最新の環境に合わせて記事を更新しました。

【2016/06/23】Windows 8/Windows Server 2012以降のWindows OSに対応しました。またコピー&ペーストができない場合の対処方法を追記しました。

【2010/09/17】初版公開。


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