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» 2012年01月25日 00時00分 公開

@IT自分戦略研究所 資格辞典:オープンソースデータベース技術者認定資格(Open Source Software Database Professional Certification Exam)

[@IT自分戦略研究所編集部,@IT]

概要

 オープンソースデータベース技術者認定資格(以下、OSS-DB技術者認定資格)とは、エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が実施する認定資格。本試験は、「PostgreSQL 9.0」を基準のRDBMSとして採用している。

 OSS-DBの特徴を理解し、要求に合わせて適切なRDBMSを選択できること、OSS-DBを使ってシステムの設計・導入・開発・運用ができること、スケールアウト可能な大規模システムをOSS-DBにより構築できること、ミッションクリティカルシステムでOSS-DBの運用(パフォーマンスチューニング、トラブルシューティングなど)ができることを評価する。

 対象者は、ITアーキテクト・プロジェクトマネジメント・ITスペシャリスト・アプリケーションスペシャリスト・ソフトウェアデベロップメント・カスタマーサービス・ITサービスマネジメント・エデュケーションなど。

 試験は2つのレベルに分かれている。

  • OSS-DB Exam Silver
  • OSS-DB Exam Gold

OSS-DB Exam Silver

 OSS-DB Exam Silverは、データベースシステムの設計・開発・導入・運用ができる技術者であることを認定する試験である。

 具体的には、RDBMSとSQLに関する知識、OSS-DBに関する基礎的な知識と小規模なデータベースの運用管理や開発ができること、PostgreSQLなどのOSS-DBを使ったデータベースシステムの運用管理・開発ができることを認定する。

 受験するために必要な実務経験や資格保有条件はなく、誰でも受験できる。

 試験はコンピュータを用いたCBT方式で、受験料は1万5750円。試験時間は90分、問題は全50問で、マウスによる選択問題がほとんどだが、キーボード入力問題も多少出題される。実技試験や面接試験はない。合格点は64点以上。

 出題範囲と出題割合は以下の通り。

問題区分 出題範囲 出題割合
一般知識 ・OSS-DBの一般的特徴
・ライセンス
・コミュニティと情報収集
・リレーショナルデータベースの一般知識
・リレーショナルデータモデルの基本概念
・データベース管理システムの役割
・SQL 一般知識、SQL 分類 (DDL / DML / DCL)
・データベース設計、正規化
20%
運用管理 ・インストール方法
・標準付属ツールの使い方
・設定ファイル
・バックアップ方法
・基本的な運用管理作業
50%
開発/SQL ・SQL コマンド
・組み込み関数
・トランザクション概念
30%

OSS-DB Exam Gold

 OSS-DB Exam Goldは、大規模データベースシステムの改善・運用管理・コンサルティングができる技術者であることを認定する試験である。

 具体的には、RDBMSとSQLに関する知識、OSS-DBに関する深い知識、大規模なデータベースの運用管理・開発ができること、PostgreSQLなどのOSS-DBの内部構造を熟知していること、PostgreSQLなどのOSS-DBの利用方法やデータベースの状態を検証してトラブルシューティングをすることができることを認定する。

 受験時には実務経験や前提資格などの条件はないが、資格の“認定”には、「有意なOSS-DB Silver」(※)を保有している必要がある。

※資格の有意性については「資格の有意性」項目を参照のこと。

 試験はコンピュータを用いたCBT方式で、受験料は1万5750円。試験時間は90分、問題は全30問で、マウスによる選択問題がほとんどだが、キーボード入力問題も多少出題される。実技試験や面接試験はない。合格点は70点以上。

 出題範囲と出題割合は以下の通り。

問題区分 出題範囲 出題割合
運用管理 ・データベースサーバ構築
・運用管理用コマンド全般
・データベースの構造
・ホット・スタンバイ運用
30%
性能監視 ・アクセス統計情報
・テーブル / カラム統計情報
・クエリ実行計画
・スロークエリの検出
・付属ツールによる解析
30%
パフォーマンスチューニング ・SQL コマンド組み込み関数
・トランザクション概念
20%
障害対応 ・起こりうる障害のパターン
・破損クラスタ復旧
・ホット・スタンバイ復旧
20%

資格の有意性

 本資格は、「認定日から5年以内」という期限がある。期限内に再認定の手順を踏むことで、「ACTIVE」な認定ステイタスを維持できる。

 再認定のためには、「認定日から5年以内」に「同一レベルの認定の再取得」または「上位レベルの取得」をしなければならない。なお、期限を過ぎると認定ステイタスが「INACTIVE」となるが、資格が無効になるわけではない。

※ACTIVEとは……「有意性あり=現在活動中、現役」であること意味する。資格が「INACTIVE」になるとはすなわち、過去にはスキルを保有していたが、今はそのスキルが現役のシステム設計・開発・維持にマッチしないことを意味する。


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