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» 2012年06月27日 00時00分 公開

面接に通る「職務経歴書」の書き方【インフラエンジニア編】IT業界職種別・職務経歴書の書き方(5)(2/2 ページ)

[江口遼,DODA ]
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■ 職務経歴書(インフラ運用・保守エンジニア)のサンプル

※上で紹介した用語にカーソルを当てると「ワンポイント・アドバイス」を確認できます。

20××年×月×日現在

氏名:舞茸 木野子

■ 職務経歴

2003年4月 株式会社○○○○ 入社 新人研修を受講
2003年7月 システムマネジメントサービス部に配属
2005年11月 株式会社○○○○ 一身上の都合により退社
2005年12月 □□□株式会社 入社 運用部 第×課に配属
  現在に至る

■ 生かせる経験・知識・技術

  • UNIX(Solaris)・Windowsサーバ運用経験
    UNIX・Windows Server 2003環境下におけるサーバの運用・監視・保守業務に約7年弱携わってまいりました。サーバのみではなく、ファイアウォールなどのネットワーク機器や監視ソフトの設定検証、月20件程度のトラブル対応やユーザーサポート、顧客との運用提案・打ち合わせ・調整についてなど幅広く担当し、顧客より高い信頼を得たと自負しております。

  • Shell・MS-DOS・Perlでの監視・保守ツール作成
    ヒューマンエラーを避けるため、可能な限り自動処理できるようにツール作成にこだわってきました。状況に応じたツール作成とそれによる業務効率化が可能です。

  • 顧客折衝経験およびプロジェクトリーダー経験
    社員・協力会社の混成チームのプロジェクトリーダーとして、進ちょく管理および顧客との折衝業務に携わってきました。ITリテラシーがそれほど高くない顧客が多かったため、専門用語を使わずに折衝する手法にこだわりました。顧客の業種も製造・流通・金融と幅広かったため、多種多様なタイプの方との関係構築力には自信があります。

■ 取得資格など

20××年×月 CCNP
20××年×月 基本情報技術者

■ テクニカルスキル

OS Windows Server 2003
UNIX(Solaris)
Linux(Red Hat)
MS-DOS
6年9カ月

6年9カ月
4年2カ月
3年0カ月
障害検証方法・復旧方法の指導が可能

運用手順書の改善が可能
ログ解析による障害箇所特定が可能
バッチ処理が可能
NW ルーター
スイッチ
Firewall
ロードバランサ
5年2カ月
5年2カ月
5年2カ月
3年0カ月
構成図理解と障害箇所の特定、障害防止のための運用手法の改善提案の実施が可能
言語 Shell
Perl
Ruby
6年0カ月
6年0カ月
2年0カ月
各言語ともに自動化処理を中心として状況に応じた監視・保守ツールの作成が可能
監視ツール SNMPc
OpenView
ManagementCore
2年4カ月
2年4カ月
2年4カ月
インストール・ジョブ作成が可能
インストールからジョブ作成・運用設計・実装が可能
手順書に基づいた運用が可能

■ 職務経歴

□□□株式会社 (20××年×月〜現在)

期間
プロジェクト名および業務内容
環境
役割/規模

2012年
4 月

現在に至る

○○/○○総合情報システム(協力会社、顧客先常駐)
事務処理システムの運用保守

【担当】

  • サーバ/クライアント死活、ディスク容量監視(Ping、 Systemwalker:ポーリング、SNMPトラップ機能、さらに別途DOSバッチを作成)
  • ユーザーアカウント管理
  • オペレータへの作業指示(指示書・手順書作成、管理)
  • 夜間バッチ処理(スケジュール作成・調整、顧客検証)
  • 顧客への報告資料作成

【機器構成】

  • クライアントサーバシステムにて運用
  • 汎用サーバ2台(UNIX・Solaris 10、クラスタ構成、RAID 5)
  • ウイルス監視用サーバ
    (Windows Server 2003・SymantecAntiVirus)
  • 拠点サーバ15台(Windows Server 2003)
  • 事務用クライアント約800台(Windows XP)

【ネットワーク構成】

 市役所と各拠点(区役所・事務所)をVPN接続(冗長化)

UNIX(Solaris)
富士通製品(PRIMERGY、PRIMECLUSTER)
Windows Server 2003
Windows NT
Windows XP
RDB(Symfoware)
Microsoft Access
COBOL
VB
メンバー

プロジェクト要員
5名(全体60名)

2009年
3 月

2012年
3 月
(3年)

○○/基幹情報系システム運用保守(協力会社、顧客先常駐)
基幹情報系各システムの運用保守
※運用プロジェクトリーダーを経験

【担当】

  • サーバ/クライアント死活監視、ディスク容量監視(Ping、 Systemwalker:ポーリング、SNMPトラップ機能、さらに別途DOSバッチを作成)
  • 運用進ちょく管理
  • クライアント端末保守
  • 顧客との運用改善の提案・打ち合わせ

【機器構成】

  • クライアントサーバ・シンクライアント両システムを担当
  • 汎用サーバ約10台(UNIX、Linux、Windows Server 2003クラスタ構成、RAID 0,1,5)
  • ウイルス監視用サーバ(Windows Server 2003・Symantec Antivirus)
  • 事務用クライアント約1000台(Windows XP)
  • 拠点サーバ20台(Windows Server 2003)
UNIX(Solaris)
Linux
(Red Hat)
Windows Server 2003
RDB(Symfoware)
Oracle
Java
COBOL
WebLogic
Windows XP
運用プロジェクトリーダー
(社員5名、協力会社2名)

【担当】
進ちょく管理
顧客打ち合わせ
プロジェクト要員
7名

2005年
12 月

2009年
2 月
(3年2カ月)

○○株式会社/社内プロジェクト進ちょく管理システム運用保守
(協力会社、○○常駐)
全国拠点におけるプロジェクト進ちょく管理用Webシステムの運用・保守

【担当】 

  • Webシステムの死活監視(Ping、 Systemwalker:ポーリング、SNMPトラップ機能)
  • ディスク容量監視(Perl・Rubyにて各サーバにSSH接続し、データを取得するツールを作成)
  • ユーザアカウント管理
  • 定例報告・進ちょく資料作成・管理

【機器構成】

  • シンクライアントにて運用
  • サーバ約20台(Solarisメイン)
UNIX(Solaris)
RDB(Symfoware)
メンバー

プロジェクト要員
10名
(全体40名)

2003年
7 月

2005年
11 月
(2年4カ月)

○○株式会社/NW監視業務(通信キャリア常駐)
オペレーションセンターに常駐し全国さまざまな法人のお客さまのNW監視を行う。監視は各システムごとに分かれており、監視拠点数は数千以上。
(対象製品)
Cisco・ヤマハ・NEC・日立・NTT独自のNW機器

(対応内容)
1.障害切り分けと顧客向け報告
各システムごとに顧客向け報告ルールが決められており、機器故障や回線障害発生時には早急な故障切り分け対応や明確な顧客向け報告が求められる。

※切り分け手段
NW機器へのTelnetを行い機器の状態確認(異常なログの有無、アラーム検知時間の整合性、トラフィック数値、回線、機器の電源といった点を中心に)。

※故障対応報告は文書にて行う
すべて分刻み(時系列)で故障表に記録し、文書にまとめて顧客向けに報告。

2.保守員の手配、保守員としての対応
アラーム検知後、機器状態の確認とお客さまへの状況報告と状況問診の実施。必要に応じて全国の最寄保守員に機器を手配。
また、全国主要都市にアクセスポイントを設けており、東京APの機器障害が起こった場合は、自分達が保守員となり機器交換を実施。

※ルータ設定の確認も実施
最寄りの保守員にルータ設定の経験がない場合もあるため、その際は設定方法について説明をすることもある。設定後はConfigとバージョンの確認を徹底。

3.エスカレーション対応
監視チームでは判断できない想定外のトラブルが発生した場合は、各システム担当者にエマージェンシーコールを行い、顧客向け報告ならびに今後の対応方法についての相談を実施。

4.メンバー(新人含む)指導
他メンバーならびに新人に対する故障対応方法の指導も経験。顧客システムごとのルール把握ならびにアラーム確認箇所を重点的に指導する。同じような故障が起こりやすい場合もあるので、過去の故障表などを用いて説明することもある。

主な監視ツール
・SNMPc
・OpenView
・ManagementCore

主なNW機器
・Catalyst
・BlueBrick
・PacketShaper
・NEC IXルータ
・FRAD
・その他NTTデータ独自のNW機器
ネットワーク監視担当
日勤要員数6名(平日)

日勤(土日祝日)・夜勤要員数3名

新人への故障対応指導




■ 自己PRのサンプル

【若手向け】

 ネットワーク業界に未経験で入ったこともあり、誰よりも早く故障対応に慣れるため、以下の努力をしました。

  • 顧客向け電話対応を覚えるため、誰よりも早く電話に出る。
  • 不明点はその場で確認をし、必ずメモに残す。
  • 故障発生時には、誰よりも早く監視装置に向かい切り分けを実行する。
  • 会社独自の機器については、会社の資料にしか詳細情報がないため、必ず資料を確認する。
  • 顧客システムごとに対応ルールが異なるため、報告ルールと故障対応方法のマニュアル化をする。

 全国の顧客のシステム監視をする中で、ひとたび大きな通信障害が起きると大量のアラームが鳴り、その都度さまざまなトラブルが起こるため、常に故障対応の流れを追求・分析して、的確に対処できるように努めてまいりました。また、その場しのぎの対処ではなく、今後同じような故障が起きた際にミスやトラブルが起こらぬよう、対策をまとめ夜勤者とのミーティングも実施してまいりました。

 以上の経験を生かし、より一層の努力を基に御社に貢献いたします。今後はCCNAやCCNPの資格を目指します。まずCCNAについては、入社後1カ月で取得することを目標に努力いたします。そして必ず御社で必要な人材だと認めていただけるようになります。よろしくお願いいたします。

【経験者向け】

<IT技術に対する考え方>

 「IT技術はお客さまに最適なソリューションを提供するためにある」と考えているため、常に新しい技術を習得することを考えております。今まで経験した運用だけではなく、どのような要望にも応えられるように、幅広く情報収集しております。もちろん、お客さまの要望を満たすものが最新技術だとは限らないので、古い技術に対しても忘れないよう、常にさまざまな案件事例を学んでおります。また、実践だけでなく、理論をしっかりと身に付けるため、資格取得にも力を入れております。

<今後のキャリアについて>

 サーバ運用保守経験を生かし、より大規模なシステムの運用を経験したいと考えております。サーバのみに限定せず、ネットワークやデータベースなど、システム基盤に関する知識を幅広く身に付け、将来的には運用プロジェクトのマネジメントをする立場を目指したいと考えております。そのため現在はOracle認定資格と、今後もニーズが高くなるであろう、仮想技術の資格取得のために勉強を続けております。

以上


筆者紹介

DODA インフラエンジニア担当 キャリアカウンセラー

江口 遼

得意分野(実績)

ネットワークからサーバー、データベースなどミドルウェアまでのIT基盤に関わる技術職種を担当。 企業規模の大小を問わず、転職支援の実績を持つ。


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