新タブレット時代を見据えるAndroid 4.2の新機能9選Androidで動く携帯Javaアプリ作成入門(37)(2/2 ページ)

» 2012年11月06日 18時00分 公開
[緒方聡,株式会社イーフロー]
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【4】ワイヤレス通信で大スクリーンへ投影する「MiraCast」に対応

 Android 4.2では、ワイヤレスディスプレイを利用できるようになりました。「Wi-Fiダイレクト」の機能を利用し、Wi-Fi端末同士で動画などを転送しあえる「Wi-Fi CERTIFIED Miracast」に対応しました。

 ユーザーは動画、YouTube、その他、画面上に映っているものであれば、何でも大画面に映し出せます。ただ単に、ワイヤレスディスプレイアダプタをHDMI対応TVに接続するだけで、画面のミラーリングを手早く行えます。

【5】非アクディブ時の情報表示スクリーンセーバー「Daydream」

 4.2の新機能「Daydream」スクリーンセーバーにより、Androidデバイスにアイドル時またはドック接続時にさまざま情報を情報を表示できます。フォトアルバムや「Googleカレント」から取得した最新のニュースなどさまざま情報を表示します。

【6】Notification(通知)領域に「Quick Settings」

 Android 4.1で強化されたはNotification(通知)領域がさらに強化され「Quick Settings」機能が追加されました。「Quick Settings」により、Notification(通知)領域で輝度の調節や機内モード/マナーモードへの変更、Wi-FiやGPS、Bluetoothのオン/オフなどが行えるようになります。

 すでに、同名のアプリがGoogle Playストアに存在しますが、OS側がこういった機能を取り込んでしまったようです。

【7】「Google Now」の機能強化

 いつでもどこでも必要なときに、ユーザーの問い合わせなしに、ユーザーが必要とする情報をもたらす「Google Now」。Android 4.1の目玉機能で、ユーザーの一日が開始する前に今日の天気を、また、ユーザーがプラットフォームに立っている際に次の列車の到着時刻を伝えてくれます。

 4.2では、人気の撮影スポットが近くにあるかどうかを見つけられ、宅配荷物の追跡が容易で、今後の映画に関する情報などが取得できるようになりました。

【8】ウィジェットがロック画面に

 4.1でリサイズが自動になったApp Widgetが、ロック画面にも追加できるようになりました。

【9】アクセシビリティの強化

 視覚障害を持つユーザーは画面をトリプルタップすることで全画面表示倍率を入力し、拡大状態で入力や対話を行えます。

 盲目のユーザーはジェスチャモードを利用して、タッチとスワイプを使用したジェスチャと音声出力の組み合わせでUIをナビゲートできます。

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