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» 2012年11月12日 17時35分 公開

System Center 2012を試そう(5):「サービステンプレート」でクラウド環境にSharePointサーバを一気に展開してみよう (3/5)

[森友祐,ネットワールド]

SQL Serverの構成

 サービステンプレートからSQL Server 2008 R2を展開するには以下のステップを実行する。

  1. 仮想マシンからSQL Server 2008 R2「イメージの準備」の実行
  2. 「イメージ準備」を行った仮想マシンのVMテンプレート化
  3. SQL Serverの構成から「イメージ完了」のパラメーター設定
  4. サービステンプレートから「イメージの完了」の実行

 本項ではイメージの準備を行ったVMテンプレートを作成したものとして、3、4のステップについて紹介する。

 VMMコンソールに管理者ユーザーでログインし、SQL Server 2008 R2のイメージの準備を行った仮想マシンから、作成したVMテンプレートを右クリック、[プロパティ]をクリックする。

 [SQL Serverの構成]をクリックすると図7の画面が表示される。このページに図7に表示したようなパラメーターを入力する必要がある。

図7 SQL Serverの展開

 [構成]では[メディアソース]にSQL Serverのメディアソースをコピーしておいたフォルダのパスを指定する。今回はあらかじめ、VMテンプレートのローカルのフォルダにコピーしておいた。その他SQL Server管理者セキュリティモードなどの必要な情報を適宜入力する(図8)。

図8 SQL Serverの構成

 サービスアカウントではSQLの各実行アカウントを選択する。参照画面で、あらかじめSCVMMに登録済みの実行アカウントの中から選択できる(図9)。

図9 SQL Server サービスアカウント

 以上でSQL Serverの構成に関する設定は終了である。

 設定を確認後、[OK]をクリックして設定を終了させる。なお、SQL Serverをサービスから展開する上で幾つかの注意点があるので、以下に紹介しておく。

SQL Serverをサービスから展開する際の注意事項

ロケールの設定

 SCVMMではVMテンプレートから仮想マシンを作成した場合、OSのキーボードや場所、ロケールが「米国」になる。SQL Server 2008 R2はロケールが米国のままではインストールできないので、OSのロケールを、インストールの時点で「日本」に修正する必要がある。あらかじめロケールやキーボードなどの設定を修正するための応答ファイルを作成し、ライブラリサーバに配置して、OSの構成から応答ファイルを設定しておくとよい。応答ファイルの作成に関しては以下のURLを参考にしていただきたい。

ドメイン参加の設定

 SQL Serverの実行アカウントとしてドメインユーザーアカウントを選択している場合、仮想マシンのドメイン参加が必須である。そのため、あらかじめIPプール(DNSにドメインコントローラのIPアドレスを選択すること)を作成し、[ハードウェア構成]―[ネットワークアダプタ]から「静的IP」「IPv4のみ」を選択しておく必要がある。その後、[OS構成]からドメイン名、ドメインの資格情報の入力を行っておく。

 なお、展開するサ−バーがSQL Serverでなくても、ドメイン参加が必須であるロールと機能をインストールする場合、ドメイン参加が確実に実行できるよう設定する必要がある。


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