HGST、12Gbps SASに業界で初めて対応したSSDを発表ランダムリードは14万5000IOPS

HGSTは4月10日、12Gbps SASに業界で初めて対応したSSD新製品群を発表した。スループットはシーケンシャルリード(64K)で最大1.2GB/秒に達するという

» 2013年04月10日 19時23分 公開
[三木 泉,@IT]

 米ウェスタンデジタル傘下のHGST(旧日立グローバルストレージテクノロジーズ)は4月10日、12Gbps SAS対応の2.5インチSSD 3製品シリーズを発表した。6月に出荷を開始するという。

 新製品は、業界初という12Gbps SASインターフェイスの採用が最大の特徴。また、25ナノプロセスのMLC NANDメモリを使用し、ファームウェアを改善。スループットはシーケンシャルリード(64K)で最大1.2GB/秒、シーケンシャルライト(64K)で最大750GB/秒に達する。またIOPSは、ランダムリード(4K)が3つの製品シリーズ共通で14万5000IOPS、ランダムライト(4K)は最大10万IOPSとなっている。

 新製品シリーズは「Ultrastar SSD800MH」「Ultrastar SSD800MM」「Ultrastar SSD1000MR」。シリーズ名の数字は最大容量を表している。SSD800MHとSSD800MMは200/400/800 GBの選択肢を提供。SSD1000MRは250/500/1000 GBが選択できる。また、シリーズ名の最後尾のアルファベットは、それぞれ「ハイレベル」「メインストリーム」「読み出し重視」という用途を表現している。

HGST 12Gbps SASシリーズの仕様

 3製品シリーズ間の最大の違いは耐久性にある。SSD800MHは25 full drive writes per day(DW/D:5年間にわたり、1日にドライブの全容量を書き換えできる回数)、SSD800MMは10DW/D、SSD1000MRは2DW/Dという。

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