3年半のβを経てAmazon RDSが「一般公開」に99.95%のSLAも発表

米Amazon Web Services(AWS)は6月6日、3年半にわたってβ版として提供してきた「Amazon Relational Database Service(RDS)」の正式提供開始を発表した。

» 2013年06月07日 18時11分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Amazon Web Services(AWS)は6月6日、クラウド上でリレーショナルデータベースを運用できる「Amazon Relational Database Service(RDS)」の正式提供開始を発表した。

 Amazon RDSはβ版として立ち上げられてから3年半が経過し、今ではSamsungやUnilever、NASAジェット推進研究所といった大手企業や政府機関にも採用されるようになった。また当初サポートしていたMySQLに加え、Oracle、SQL Serverなどの主要データベースエンジンに対応するとともに、多数の新機能を追加してきたとAWSは説明する。

 こうした機能強化を受けて、このほど「一般公開」と位置付け、2013年6月1日付でサービス品質保証契約(SLA)を設定した。

 SLAでは、Multi-AZデータベースインスタンス1つにつき月間99.95%の可用性を保証すると定めた。このSLAは、Multi-AZデプロイメントに対応したMySQLおよびOracleのデータベースエンジンを対象とする。

 もしも可用性が99.95%(各データベースインスタンスにつき月間停止時間が22分まで)を下回った場合は、ユーザーがサービスクレジットの発行を要求できる。サービスクレジットの割合は、可用性が99.0%以上99.95%未満だった場合は10%、99.0%を切った場合は25%と設定されている。

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