連載
» 2013年06月19日 17時00分 公開

D89クリップ(62):みんな笑顔のお祭り〜Maker Faire: Taipei 2013 (5/5)

[高須 正和,ウルトラテクノロジスト集団チームラボ]
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国境を越えても変わらないMaker精神

 台湾のMaker Faireも、Maker Faire精神にあふれる良いイベントだった。筆者はFacebookを使って事前に日本からの参加者であることをアピールしたのだが、そのおかげで交流が広がり、台北のFablabやHacker Space、OpenLabなどを訪ねる機会に恵まれた。

Openlab Taipei

 台北のMaker Faireでは、自分の作品を熱心に、かつ楽しそうに説明する出展者の姿がとても印象的だった。「自分のほしいと思ったものを自由に作り、感想を交換する」、そういった雰囲気は東京や米国西海岸のMaker Faireと同様だ。国境を越え、出展されるものが異なっても、Makerの精神は通ずることを実感した。そんな台北でのMaker Faireだった。

 日本では、8月10日と11日の2日間にかけて山口県でYamaguchi Mini Maker Faireが開催される。国内のMaker Faireでは東京から最も遠い場所での開催で、これまでにないような新しい作品が見られるのではないかと、今から楽しみにしている。

 最後に、Make Ogaki Meetingの講演で配布された、Maker Faireの精神を引用する。Makerムーブメントに興味のある方はぜひご覧いただきたい。

Maker Faireの精神(抄訳、ドラフト版)

 Maker Faireとは何かを簡単に説明することはできません。しかし、Maker Faireの主催者や参加者たちに共通する考え方があります。これは、あらゆる規模のMaker Faireに反映されるべきものです。

  1. Makerの行動――何を作ったか、どうやって作ったか、それを作ろうと決めた動機や思い入れなどを称賛する。
  2. エキサイティングでクールなものというシンプルな視点から、Makerを選び、組み合わせ、大々的に公開する。
  3. Maker Faireを訪れたすべての人に、自分もMakerとなって、新しいものを作るための知識を集めて帰るのだという意識を持たせる。
  4. Maker Faireには粗削りで尖った部分もあり、時に刺激が強すぎることもあることは容認する。(パンクロックのようなもの)
  5. 大人と子ども向けの、DIYを実際に体験できる展示をできるだけ多くする。
  6. できる限りオープンで、誰でも参加でき、寛大で互いを励まし合う精神を大切にする。
  7. 出会ったクリエイティブな人たちやテクニカルな人たちが、Maker Faire終了後もつながりを持ち続け、コミュニティが広がることを目指す

    もう1つ:Maker Faireは展示会であってコンテストではありません。Maker同士が競い合うのは望ましいことではありません。大切なのは、すべてのMakerが、出展作品に関して建設的で有用なフィードバックを与え合うことです。

著者プロフィール

高須 正和 @tks

ウルトラテクノロジスト集団チームラボニコニコ学会β幹事

 趣味ものづくりサークル「チームラボMAKE部」の発起人。未来を感じるものが好きで、さまざまなテクノロジ/サイエンス系イベントに出没。無駄に元気です。

 次回のMaker Faire Tokyo(11月3、4日)には、チームラボMAKE部として出展します。会場でお会いしましょう!


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