Cloudera、Hadoop検索エンジンを正式提供開始自然言語検索が可能

米Clouderaは、Hadoopに保存された情報を検索する「Cloudera Search」を正式に提供開始すると発表した。同時に技術サポートや法的補償を盛り込んだアドオン「Cloudera RTS(Real-time Search)」のサブスクリプション提供も始めた。

» 2013年09月11日 18時34分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Clouderaは2013年9月、Hadoopに保存された情報を検索する「Cloudera Search」を正式に提供開始すると発表した。同時に技術サポートや法的補償を盛り込んだアドオン「Cloudera RTS(Real-time Search)」のサブスクリプション提供も始めた。

 Cloudera Searchは、Hadoop Distributed File System(HDFS)とApache HBaseに保存されたデータの双方に対応する統合型検索エンジンで、2013年6月にβ版が公開された。対話型で自然言語による検索が可能で、高度なプログラミングの知識は不要なため、技術者でなくても利用できる。

 「Cloudera Search 1.0」は、拡張性と安定性の高いHDFSへのインデックス保存、MapReduceを通じたバッチインデックスなどを特徴とし、HDFSとHBaseに保存された情報は「Apache Flume」や「Lily HBase Indexer」を使ってほぼリアルタイムでインデックス化され、検索できる状態になる。

 また、「Apache Avro」のようなHadoopに最適化されたファイル形式を使ってHDFSに保存されたデータのフィールドを手軽に抽出することが可能。「Cloudera Manager」を通じて一元管理・監視機能を提供する。

 Cloudera Search 1.0は、同社のサイトから無料でダウンロードできる。Cloudera RTSはCloudera Enterpriseの加入者向けに、追加モジュールとして提供する。

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