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» 2014年01月14日 18時00分 公開

ドリキンが斬る!(6):初物買いするならどっち? ドリキン流MacBook Proの選び方 (2/2)

[ドリキン,@IT]
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開発環境としてのMacBook Pro Retina 15インチ

従来は難しかったRetinaディスプレイiPhoneの開発も快適に

 まとめの前に、少し僕の開発環境についても紹介しておきます。前述したようにMacBook Pro Retina 15インチ購入以前は、Mac Proに1920×1200ピクセルディスプレイをデュアルディスプレイにして使っていました。最近まで、このディスプレイ環境は快適に開発するためにはベスト(必須)だと考えてました。

 そういう意味で、15インチモデルへの切り替えは大幅な画面解像度の低下となるのですが、この問題は打開できる見込みがあり、環境切り替えに踏み切ったわけです。実際、今のところ大きな不満はないどころか、やっぱりコードもきれいなフォントで書くと疲れないなぁと、快適さの向上を実感しています。

 ディスプレイがシングルになったデメリットを埋めてくれたのは、iPadの存在です。iPad以前は、ドキュメントやWebページと実際にコードを書く画面を2つのディスプレイに分散することで快適な環境を実現していました。

 しかし、iPadがある今なら、ドキュメントや検索といった用途にはiPadを併用すれば十分です。もちろんそれぞれ単体で動かすと、「コピペが難しい」などの課題もあるとは思いますが、iPadをMacのセカンドディスプレイにするアプリケーションも充実しています(ちなみにいくつか購入し、使ってみましたが、結局個別に使うことが多いです)。

 また、iPhoneやiPadがRetinaディスプレイ化されたことで、1920×1200の解像度でも、エミュレーターを起動すると解像度が足りず、50%縮小表示で動作確認する必要がありました。しかし、同じRetinaディスプレイを搭載するMacBook Pro Retinaならば、完全にRetina品質で動作を確認できます。これは、従来の環境では逆立ちしても実現できなかったメリットです。

 僕はまだ、画面スケールをRetina最適化(1440×900ピクセル相当)で使っていますが、いざという時には1920×1200ピクセル相当までデスクトップを広げることもでき、そうすれば、単体のディスプレイとしての解像度は従来の環境と同じになります。実際には、サードパーティユーティリティを使って2880×1800ピクセルまで広げることも可能です!

 さらに外付けディスプレイを接続すれば、2画面環境も実現可能なのですが、これにはちょっと問題があります。通常の非Retinaモニターを外付けにして横並びにして使うと、MacBook本体の液晶品質と外付け液晶品質の差が明確になり過ぎて、使う気になれないという困った問題が生じるのです(笑)。

 最近ではデルなどがリーズナブルな価格の4K(Retina相当)ディスプレイを発売し始めています。4Kディスプレイが成熟してくれば、またさらに快適な2画面環境を構築できるかもしれません。

まとめ〜メインマシンorサブマシン〜

メインマシンとして十分すぎるほど威力のパフォーマンスを発揮

 最終的な判断ポイントは「MacBook Pro Retinaをメインマシンとして使うのか、サブマシンとして使うのか」にかかってくると思います。

 前述したように僕の場合は、「Macを1台に集約する」ことが、今回MacBook Proを買い替える大きな理由でした。そう考えると、15インチという選択は必然でした。

 現状で最大サイズのRetinaディスプレイを手に入れようと思ったら、デスクトップを含めてもMacBook Pro Retina 15インチしかありません。また、パフォーマンスに余力があることも、メインマシンを長く使う上で重要なことです。僕と同じように、「もうMacは1台で十分」と考えているならば、15インチを強くお勧めします。

 逆に、あくまでもiMacなどのメインマシンがあって、MacBookはサブマシン、もしくはモバイル利用メインと考えれば、13インチモデルの方が満足度が高いかもしれません。

 上記の検討項目や、自分の主なユースケースを考えた上で、皆さんの最終的な判断の参考になれば幸いです。

おまけ〜Macを1台に集約したら〜

Magsafe2アダプターになって、従来のアダプターがそのまま流用できないのが悩ましい

 実際にMacBook Pro Retinaを購入して約2カ月、Mac Proの電源を落とし、Macを1台に集約するスタイルを実現してみて生活は変わったかというと、答えはイエス。快適なMac生活を過ごしています。狙い通り、環境改善作戦は大成功しました。

 Mac Proでは1920×1200の23インチディスプレイを2台、デュアルモニタ環境で利用していました。これがMacBook Pro Retina 15インチに変わったことで、デスクトップスペースは大幅に減少した一方で、15インチディスプレイの1440×900相当の解像度で困ることはありません。むしろ、一度でもRetinaディスプレイのMacに慣れてしまうと、通常の解像度のディスプレイは使う気がしなくなるという問題が発生します。Retinaな外付けディスプレイが発売されない限り、デュアルモニタ環境が復活することはないでしょう(笑)。

 Mac Proに搭載していた大容量HDDは、3台の外付けHDDに集約してUSB 3.0ハブに接続してあり、必要な時にUSBハブをMacBook Pro Retinaに接続して利用してます。定期的に外付けHDDにデータをバックアップしたり、データを極力クラウドに保存することで、MacBook Pro Retinaの内蔵SSD 512GBでも十分やりくりできそうです。

 何よりもうちの場合、Mac Proを止めたことで電気代が大幅に減りました。年間数万円の節約になるので、環境だけでなくお財布にもかなり優しくなったので、幸せです。;-)


 さて、次回はもう1つの悩ましい問題だった「iPad編」をお届けします。

著者プロフィール ドリキン

サンフランシスコ在住 ガジェット、テック系ブロガー。ブログはDrift Diary XVにて。最近、1週間分のテック系ニュースを配信するbackspace.fmというラジオ番組をONETOPIチーフキュレーターの松尾さんと始めました。通勤のお供にぜひ聞いてください!


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