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» 2014年02月03日 18時00分 公開

ヘッドハンター丸山の「いつか、あなたに逢いにいく」(3):お抱えヘッドハンターのススメ (2/2)

[クライス&カンパニー 丸山貴宏,@IT]
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悪徳ヘッドハンターに気を付けろ!

 問題は、アプローチしてきたヘッドハンターが信頼のおけない人だった場合です。最近はヘッドハンターが増えてきた分、たちの悪い人や会社も混ざるようになりました。そういう人たちに振り回されないように、長い付き合いをすべき相手かどうか、きちんとジャッジしなければなりません。

 ヘッドハンターをジャッジするポイントとしてひとつ、アプローチの仕方から判断する方法を紹介しましょう。直接、本人が連絡をしてくるヘッドハンターはある程度、信頼してよいと思います。というのも、中にはコールセンターがバンバン候補者のアポを取り、その後ヘッドハンターが機械的に会いにいくという会社もあるからです。

 こういうパターンだと、あなたがどんな人かをろくに把握しないまま会いに来る場合がかなりあります。必然的に紹介する案件がトンチンカンになったり、経営者や組織に大きな問題がある、いわゆるブラック企業の案件を勧められることもあります。

 優秀な人材を採用できない、もしくは定着しない採用弱者企業は、社長や組織がおかしかったり、怪しいビジネスを手掛けたりしている場合が多い。それでも優秀な人材は欲しいので、多額のフィーをヘッドハンティング会社に支払って人材を確保しようとします。

 長期的な信用を大切にするヘッドハンティング会社であれば当然、そうした企業からの案件はいくら儲かっても引き受けません。しかし、中にはフィーの高さに釣られ、筋の悪い案件でも引き受けるヘッドハンティング会社もあるので、注意が必要です。

 ちなみにわが社は、伝統的なアプローチの仕方をしています。最初のコンタクトは手紙です。「われわれはこういう者で、ぜひあなたにお会いしたいので今度、お電話をします」という内容の手紙を送った上で、電話をかけるのです。要は相手のことをきちんと調べた上で、礼を尽くして不安を取り除き、お会いする段取りを付けるのです。

 アプローチの仕方がちゃんとしていたら、時間の許す限り直接会ってみて、信頼できるかどうかをジャッジしましょう。きちんと自分のことを理解した上で会いに来ているのか、やりとりや話の内容にいいかげんなところがないかを見ます。いまひとつだと感じたなら、一切の情報を渡さずその場でおしまいにすればよいし、信頼できる相手だと思えば継続的に付き合っていくとよいでしょう。

筆者プロフィール 丸山貴宏

丸山貴宏

クライス&カンパニー 代表取締役社長

リクルートで人事採用担当を約7年経験後、現社を設立。転職希望者面談数は1万人を超え、その経験と実績に基づいたカウンセリングは業界でも注目されている。「人の根っこのエネルギーを発掘する作業が、われわれの使命」がモットー。著書「キャリアコンサルティング」(翔泳社)



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