Excel職人が業務Webアプリ開発できる「Forguncy」とはえ、方眼紙? いえ、もっと高機能です

クラウド、モバイル、ソーシャル……。そうはいっても現場はExcelで回っている。そんな企業の現実を解決するツールが登場する。UIも操作性もほぼExcelだ。身近な業務環境をExcel職人の手でそのままWeb化できる。

» 2014年10月09日 17時21分 公開
[@IT]

 グレープシティは、Webアプリ開発のためのソフトウェア「Forguncy(フォーガンシー)」を2014年10月15日から販売する。開発ライセンス価格は4万2984円(税込み)。

 この製品がユニークなのは、「Excel方眼紙マスター」や「Excel職人」が日本国内のビジネス部門に多数存在することに着目している点。IT専門の技術者がいなくてもExcel職人は存在する、という日本企業の現状を踏まえ、彼らの技能をWebアプリケーション開発にそのまま生かそう、という考えだ。

 社内で利用している各種フォームや集計ファイルなど、Excelで作られた帳票をそのままWebアプリ化できる。

 下の図に示した通り、UIや操作性はほぼExcelをトレースしている。一方で、共有した途端にデータが参照できなくなるといった、Excelシートではよくある問題が発生しないよう、裏側ではデータベースにデータを格納している。

UIはほとんど、Excelそのままのデザイン
アプリケーションの参照データの実体は、別のデータベースに格納される
Forguncyでは323のExcel関数をそのまま利用できる。プレスリリースで公開しているサンプル画面では、SUM、COUNTなど、なじみのある文字が

 グレープシティでは、より高度な機能を盛り込んだ「Forguncy Pro」の販売も計画している(2015年1〜3月予定)。また、同社では30日間無償の評価版をWebサイトで公開している。

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