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» 2014年11月26日 07時00分 公開

Oracle Days Tokyo 2014基調講演レポート:クラウド/ビッグデータ時代の企業システムが直面する課題に、オラクルはどう応えたか (2/4)

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企業のIT資産を保護しながら進化を続けるオラクルのデータベーステクノロジ

米オラクル データベース・サーバーテクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンディ・メンデルソン氏

 杉原氏に続いて登壇したのは、基調講演のメインスピーカーを務めた米国オラクル データベース・サーバーテクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンディ・メンデルソン氏だ。氏は「Oracle Database 30年の歩みと今後の進化−CloudとBig Dataのための先進Database基盤とビジネスに革新をもたらすDatabase In-Memoryテクノロジ」と題した講演の中で、過去30年にわたって進化を続けてきたOracle Databaseに実装している最新のテクノロジと、それがクラウド/ビッグデータ時代の企業コンピューティングにもたらすメリットを説明した。

 メンデルソン氏は冒頭、クライアント/サーバーの時代から、インターネット時代、そしてクラウド時代を通じて、Oracle Databaseがユーザー企業のIT投資を保護しながら、パフォーマンスや堅牢性、信頼性、管理性の面でイノベーションを起こしてきたことを強調。そのポイントとして、常にSQLの互換性維持に努めてきたため、「時代が変わっても、過去に作られたアプリケーションを使い続けることができた」と語った。

 「過去30年においても、これからの30年においても、オラクルはデータベースに対するお客さまの投資を保護し続けます」(メンデルソン氏)

Oracle Databaseに最適化されたバックアップマシン「Oracle Zero Data Loss Recovery Appliance」

 またメンデルソン氏は、この1年間に起きたOracle Databaseをめぐる数々のイノベーションを紹介。その中で、まずOracle OpenWorld 2014で発表したエンジニアドシステムの新製品「Zero Data Loss Recovery Appliance(以下、Recovery Appliance)」を取り上げた。

 「今日、一般的に使われているバックアップ装置は、『データベースの保護』という観点で最適なものだとは言えません」と切り出したメンデルソン氏は、その理由として、既存のバックアップソリューションがファイルシステムを中心に考えられており、常にトランザクションが発生しているデータベースシステムについては考慮していないことを挙げる。そのため、特定の時点以降のデータ損失やリカバリ失敗のリスクが増大し、バックアップ時のシステムパフォーマンスへの悪影響やバックアップ作業の負担が無視できないものになっているのだ。

 この状況を抜本的に改善すべくオラクルが開発したバックアップマシンがRecovery Applianceである(同製品は昨年、Oracle Database Backup Logging Recovery Applianceという製品名で発表され、後に改称した)。これは「データベースシステムに最適化したデータ保護を実現する新たなアプローチ」を提供するものだとメンデルソン氏は語る。

 「Recovery Applianceは、Oracle Data GuardやOracle GoldenGateと同様にOracle DatabaseのREDOログをバックアップ先に転送することで、データ損失のリスクを最小化します。これにより、本番環境の負荷を最小限にしつつ、ネットワーク負荷を抑えてリアルタイムにバックアップをとることを可能にしているのです。また、リカバリが必要になった際には、任意の時点のデータベースの状態に迅速に戻すことができます。さらに、Oracle Exadataと同様のストレージテクノロジを使うことで、小規模からペタバイト規模まで、バックアップ規模を柔軟にスケールさせることが可能です」(メンデルソン氏)

 続いて、メンデルソン氏はRDBMSの最新バージョン「Oracle Database 12c」について、その進化と意義を説明した。まず初めに紹介したのは「マルチテナントアーキテクチャ」だ。

 マルチテナントアーキテクチャを導入した理由について、メンデルソン氏は「ITの総所有コスト(TCO)を削減したいというお客さまのご要望に応えるため」と説明する。昨今、仮想化技術を活用したサーバー統合が進み、管理対象となる物理サーバーの減少が進んでいる。しかし、その上では依然として仮想サーバーごとにサイロ化したデータベースが稼働し、管理対象のデータベースは一向に減らないという事態が起きている。この問題を解消すべく、Oracle Database 12cではマルチテナントアーキテクチャの上に仮想データベースとして「プラガブルデータベース」を作ることで、リソース利用効率の高いデータベース仮想化を実現し、統合データベース環境やクラウド環境におけるデータベース運用管理の効率化を果たしている。

 プラガブルデータベースがもたらすメリットとして、メンデルソン氏は次のような点を挙げる。

  • データベースへのパッチ適用およびアップグレードの柔軟性、容易性の向上
  • データベース統合密度の向上
  • 新規データベース構築に要するプロビジョニング時間の大幅削減
  • DBaaS(Database as a Service)やSaaS(Software as a Service)といったクラウドサービスの効率的な展開

 実際に、ある企業では、マルチテナントアーキテクチャを活用することで、データベース運用管理に要していた費用を約170万ドル削減することに成功したという。

 また、Oracle Database 12cのマルチテナントアーキテクチャは、オラクルのテクノロジスタックで構築したクラウドプラットフォーム「Oracle Cloud Platform」との完全な互換性を備えていることも大きなポイントだ。

 「データベースのオンプレミス環境からパブリッククラウド上への移行、あるいはその逆のことが、ボタンを1クリックするだけで行えます。また、データベースをどちらに置く場合でも、アプリケーションを変更することなく透過的に実行できますし、高可用性やセキュリティ強化を実現する既存のテクノロジも使えます。こうしたことは、クラウドの世界ではこれまで、決して“当たり前”のことではありませんでしたが、今、オラクルだけがそれを可能にしているのです」(メンデルソン氏)

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月25日

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