「AIDA」でデザインの効果を計測するエンジニアのためのWebデザイン基礎の基礎(最終回)(4/5 ページ)

» 2015年03月27日 18時00分 公開
[吉田光利@IT]

Desire(欲求)

 ユーザーの興味を引くことに成功したら、チャンスを逃してはいけません。その気持ちをくみ取り、望みを後押しするのです。そのために必要なのは、次に取るべきアクションが明確に分かる「リンク」です。このユーザーの行動を喚起するリンクを「コール トゥ アクション(CTA)」といいます。

 CTAはトップページなどでも「次にやるべきこと」として必要ですが、欲求段階のCTAは特別です。あと一歩で目的を達成する「クロージング」になるので、「迷っているユーザーの背中を押してあげる」演出が必要です。

リンク×欲求 出典:「スタートアップのための起業のWeb技術」(吉田光利著/日本実業出版社)

 上の例のようにキャンペーンの特典を付けるなど、リンクをクリックさせる工夫が必要です。

Desireの計測方法:コール トゥ アクションの「クリック率」

 どれぐらいCTAリンクがクリックされたかを計測します。クリック数が多ければ欲求に結び付いたということです。

Desire(欲求)でのデザイン対策

  • CTAリンクに本文の背景色と反対の色を使い、コントラストを付ける
  • リンクボタンの色をCTAエリアの背景色に対して目立つ色にする
  • リンクボタンの文字を大きくする
  • リンクボタンの文字を読みやすく簡潔な文字にする
  • リンクボタンの文言をシンプルにする
  • 文言に合った画像を用意する ※関係ない画像はマイナスに働く
  • メリットを訴求する

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