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» 2015年06月11日 07時00分 公開

全てのOracleユーザーのバックアップ設計/運用が変わる :NTTデータ先端技術が説く「Zero Data Loss Recovery Appliance」の価値 (2/3)

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バックアップ/リカバリー時間を大幅短縮。ストレージ容量は6分の1に削減

 Recovery Applianceは、その名の通り、“ゼロデータロス(データロスのない)”データベースバックアップ環境を実現する製品だ。具体的には、Oracle Databaseの増分バックアップとREDOログをベースにして、データベース内に格納されたデータを保護する。データ破損を自動的にチェックすることで確実なリカバリーを保証する他、複数世代のフルバックアップイメージを保存する必要がないため、ストレージ容量や作業の手間といったバックアップコストの削減にも大きく寄与する。また、バージョンやプラットフォームが異なるOracle Databaseのバックアップ環境を一元化できるため、運用管理の効率化にも貢献する。

 Recovery Applianceでは、バックアッププロセスを効率化するために、さまざまな技術を組み合わせた独自のアーキテクチャを採用している。その中で、NTTデータ先端技術は特に「Delta Push」と「Delta Store」という二つの中核技術に注目し、検証を実施した。

「Delta Push」「Delta Store」とは

 Recovery ApplianceのDelta Pushとは、初回のみフルバックアップを行い、その後は増分バックアップだけをRecovery Applianceに転送し、合わせてREDOログをリアルタイムに送信する技術だ。

 従来の一般的なバックアップ方式では、例えば「週に1回フルバックアップを取り、その他の日は前日からの差分だけをバックアップして、複数世代を保存しておく」といった運用が行われるケースが多い。この場合の問題点は、定期的に必要となるフルバックアップに長時間かかることだ。そして、バックアップ期間の設定によってはフルバックアップのイメージを複数保存しておく必要があり、その分だけ多くのストレージ容量を必要とする。

 また、障害発生時に復旧が可能なのは直近のバックアップ分までであり、それ以降の更新内容については復旧ができなくなってしまう可能性がある。さらに、復旧の際には、前回のフルバックアップに、それ以降の差分バックアップを順次反映していく必要があり、差分バックアップの回数が多いほどリカバリーの確実性が低下すると同時に、復旧にかかる時間が増えていく。

 これに対して、Recovery ApplianceのDelta Pushでは、初回のフルバックアップ以降は増分データだけをRecovery Applianceに永続的に転送することで、バックアップにかかる時間を大幅に短縮し、ネットワークやバックアップ対象データベースへの負荷を低減する。また、“ゼロデータロス”を実現するための仕組みとして、「トランザクションの変更履歴であるREDOログを、メモリ上からRecovery Applianceに即座に転送して保護する」という方式を取っている。増分データが送信された後、次の増分データが送られるまでの間に発生したトランザクションについては、このREDOログを使ってリカバリーが行われる。そのため、完全なリアルタイムでのデータベースバックアップが可能となっているのだ。

 一方、Delta Storeは、「バックアップデータの整合性を随時チェックし、圧縮した上でストレージに格納する」という仕組みだ。任意の時点のデータベースの状態を確実にバックアップ/リストアできることを保証するとともに、バックアップストレージ容量の削減にも寄与する技術である。

 NTTデータ先端技術では、このDelta Push、Delta Storeを採用したRecovery Applianceのバックアップ方式と従来のバックアップ方式とを、主に「バックアップ/リカバリーに要する時間」と「ストレージ容量」の側面から比較検証した。検証に用いた構成は下図のようになる。

NTTデータ先端技術 オラクル事業部 技術担当 テクニカル・マーケティンググループ 主任エンジニアの吉田成利氏

 検証作業を担当した吉田氏は、Recovery Applianceによるバックアップのメリットを次のように説明する。

 「バックアップ時間については、定期的なフルバックアップが必要なくなるため、その分の負担がなくなります。リカバリーについても、複数の差分バックアップを順に適用する必要がないので、その分の作業時間を短縮できます。

 ストレージ容量については、フルバックアップを排除できることと、Recovery Applianceが独自に備えるデータ圧縮技術が大きく効いてきます。実際に2週間で3世代分のフルバックアップを取るシナリオで比較した場合、従来方式に対して約6分の1程度にまでストレージ容量を削減することができました」

 吉田氏によれば、従来のバックアップ方式でRecovery Applianceのような「永遠差分バックアップ」を行うのは現実的ではないという。なぜなら、リカバリーに要する時間がバックアップを取る期間に比例して増大してしまう他、差分バックアップの一部が破損した場合のデータロスのリスクが大幅に高まるからだ。

 「定期的なフルバックアップが不要になることで、Recovery Applianceの永遠差分バックアップ方式には、時間の面でもストレージコストの面でも大きなメリットがあることを確認できました。また、Recovery Applianceでバックアップを行った場合、RMAN(Recovery Manager)からは毎日フルバックアップを取っている環境として認識されます。バックアップにRMANを利用しているデータベース管理者は、特別なプロセスを意識せずに、より効率的に管理作業が行えるのです」(吉田氏)

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年7月10日

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