日本IBM、エンタープライズ向けHadoop製品の最新版を発表R言語の強化で生産性向上を支援

日本IBMは7月8日、エンタープライズ向けHadoop製品の最新版「IBM BigInsights for Apache Hadoop V4.1」を発表した。データサイエンティストなど専門家向けの機能が強化された。

» 2015年07月09日 13時27分 公開
[@IT]

 日本IBMは7月8日、Apache Hadoop(以下、Hadoop)に独自のデータ管理・分析機能などを付加したエンタープライズ向け製品の最新版、「IBM BigInsights for Apache Hadoop V4.1」(以下、BigInsights)を発表した。最新版では、R言語実行用の機能である「Big R」の機械学習機能などが強化されている。

 BigInsightsは、オープンソースのHadoopに、データを加工・管理・分析するための機能を付加したエンタープライズ向け製品。具体的には、Hadoop上のデータにSQLでアクセスするための「Big SQL」や、表計算ソフトウエアの感覚でMapReduce処理を実装できる「BigSheets」、Hadoop環境でR言語を実行するための「Big R」などの機能が含まれている。また、このところIBMが傾注しているApache Sparkにも対応する。

 今回のリリースでは、Big Rの機械学習機能などが強化された。データサイエンティストのようなデータ分析の専門家の生産性向上が狙いだ。また、提供に当たっては、用途に合わせた6種類のパッケージが用意される(詳細は関連リンクを参照)。

 BigInsightsの参考価格は21万6200円(税別)で、日本IBMまたはパートナー経由で提供される。

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