最初はやっぱり「プロトコル」リトライ! 触って学ぶTCP/IP(1)(3/4 ページ)

» 2015年07月31日 05時00分 公開
[福永勇二インタラクティブリサーチ]

プロトコルビュワーの使用準備

 本格的にプロトコルの話に入る前に、ツールを使う準備をしておきましょう。このツールは、Windows版のChromeの他、Mac版のChromeでも動作します。以下、Windows環境を想定して説明しますが、Macでも同等の手順を踏んでいただければ使用できるはずです。

 プロトコルビュワーを使うには、まず配布URLからZIPファイルをダウンロードします。ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックすると、「pview」というフォルダーが見えますので、これをドラッグしてデスクトップなど適当な場所に取り出します。

 次に、文字コード変換ライブラリである「encode.js」を配布元URLからダウンロードします。「Download ZIP」ボタンをクリックすると、関連するファイルをまとめたZIPファイルをダウンロードすることができます(図3)。

図3 GitHubからencode.jsをダウンロードする(クリックして拡大)

 ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックすると、開いたウィンドウ内に「encoding.js-master」というフォルダーが表示されますので、これをドラッグしてひとまずデスクトップに取り出します。もしフォルダー名が違っていたら、フォルダー名をencoding.js-masterに変更します。

 続いて、取り出したencoding.js-masterフォルダーを、プロトコルビュワーの「app」フォルダー内に移動します。これにより、プロトコルビュワーのフォルダーには、次の各ファイルが含まれた状態になります(図4)。

図4 プロトコルビュワーを収めたフォルダーの最終的な内容(クリックして拡大)

 上図の通り各ファイルがそろったら、次にプロトコルビュワーをChromeに登録する操作を行います。手順は次の通りです。

  1. Chromeを起動する
  2. URL欄に「chrome://extensions」と入力して「拡張機能」を開く
  3. 「デベロッパーモード」にチェックを付ける(図5)
  4. 続いて「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む…」をクリックし、開いたダイアログで、プログラムが入っているフォルダー(app)を選択して「OK」をクリックする(図5)
図5 Chromeの拡張機能画面(クリックして拡大)

 以上の操作で、「拡張機能」に「protocol viewer」のアイコンが表示されるはずです(図6のA)。

図6 登録に成功すると「protocol viewer」が現れる(クリックして拡大)

 この状態から「起動」をクリック(図6のB)してもプロトコルビュワーを起動できますが、毎回この拡張機能画面を開くのも面倒なので、デスクトップにショートカットを作っておきましょう。

 図6のCにある「詳細」→「ショートカットを作成…」と順にクリックして、「デスクトップ」にチェックを付けて「作成」をクリックします。すると、プロトコルビュワーを直接起動できるショートカットがデスクトップに作成されます。

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