仮想化専用ストレージのティントリ、オールフラッシュ機種を発表既存機種を上回るVM集約率を実現

仮想化専用ストレージの米ティントリは2015年8月20日(米国時間)、オールフラッシュストレージの新製品シリーズ、「Tintri VMstore T5000 All-Flash series」を9月に出荷開始すると発表した。6月に同社は、これを暗示する発言をしていた。

» 2015年08月21日 09時39分 公開
[三木 泉@IT]

 フラッシュ/HDDのハイブリッド型の仮想化専用ストレージを提供してきた米ティントリは2015年8月20日(米国時間)、オールフラッシュストレージの新製品シリーズ、「Tintri VMstore T5000 All-Flash series」を9月に出荷開始すると発表した。

 筆者は、ティントリジャパンが6月初めに国内で「Tintri OS 3.2」を発表した際、米ティントリのテクノロジー担当バイスプレジデントであるレックス・ウォルターズ(Rex Walters)氏に、「VMstoreのオールフラッシュストレージ版を提供する考えはないのか」と聞いた。ウォルターズ氏は、「すぐにではないが、近い将来(soon)に提供できるだろう」と答えていた。「soon」は、2カ月半で訪れたことになる。

T5080 T5060 T880 T850 T820
最大実効容量 73TB 36TB 100TB 66TB 23TB
最大収容VM数 5000 2500 3500 2000 750
最大収容vDisk数 15000 7500 10000 6000 2250

 VMstore T5000シリーズは、物理容量23TBの「T5080」と、11.5TBの「T5060」の2機種で構成されている。いずれも既存のハイブリッド型製品「T800シリーズ」が4Uであるのに対し、2Uと半分のサイズになっている。VMstoreは仮想化専用ストレージであり、多数の仮想マシン/仮想ディスクを収容して円滑に動作させられる集約率およびQoS機能が特色だが、T5080は、収容VM数およびvDisk数で、T800シリーズの最上位機種を上回るスペックとなっている。

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