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» 2015年09月17日 05時00分 公開

所要時間は1分未満! 今すぐできるWindows Serverコンテナーの作り方――あなたの知らないコンテナーの世界(その2)vNextに備えよ! 次期Windows Serverのココに注目(27)(3/3 ページ)

[山市良,テクニカルライター]
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コマンドレット一発で完了! コンテナーは削除も簡単

 コンテナーの状態確認、停止、削除は、次のPowerShellコマンドレットで実行できます。

操作 PowerShellコマンドレット
コンテナーの状態を確認する Get-Container
コンテナーを停止する Stop-Container -Name "コンテナー名"
コンテナーを削除する Remove-Container -Name "コンテナー名"

 コンテナーを削除すると、そのコンテナーに関連するファイルが「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V\Containers」フォルダーからクリーンアップされます(画面6)。

画面6 画面6 コンテナーを削除すると、「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V\Containers」フォルダーからVHDXファイルとレジストリの差分が削除される

 なお、次回以降に説明しますがDockerコマンドを使用してWindows Serverコンテナーを作成すると、別のパス(C:\ProgramData\docker\windowsfilter)に差分のVHDXファイルとレジストリファイルが格納されます。

Windows Serverコンテナーを筆者なりに図示すると……

 以下の図1は、筆者がWindows Serverコンテナーを数日間評価した上で、Windows Serverコンテナーのアーキテクチャを筆者なりに想像した図になります(正式なアーキテクチャ図が公開されていないので)。

図1 図1 Windows Serverコンテナーのアーキテクチャ(【注】筆者の想像図です)

 コンテナーは、コンテナーホストのWindows Serverカーネルを共有しているため、素早く開始できます。また、コンテナーのストレージは、ベースOSイメージとコンテナーごとの差分を保持するVHDXファイルをマージしたものになります。コンテナーのネットワーク機能については、次回に詳しく説明します。

 コンテナーの格納先パス、VHDX、仮想スイッチなど、Windows ServerコンテナーにはHyper-Vのテクノロジが随所に利用されていますが、Hyper-Vのハイパーバイザーが動いているわけではありません。その証拠に、今回はコンテナーホストをWindows 10のクライアントHyper-V上で動かしてみました。

 現状、Hyper-V仮想マシンでは、Hyper-Vハイパーバイザーを動かす(Hyper-Vの入れ子状態)ことはできません。Hyper-Vコンテナーが登場すれば、“Hyper-Vの入れ子”が可能になるようですが、実際に出てきてみないと何ともいえないのです。

「vNextに備えよ! 次期Windows Serverのココに注目」バックナンバー

筆者紹介

山市 良(やまいち りょう)

岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Hyper-V(Oct 2008 - Sep 2015)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手がける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。


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