カスペルスキー、個人向けセキュリティ製品の最新版「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」リリースを発表Webトラッキングやブラウザー設定変更のブロックが可能に

カスペルスキーは2015年10月13日、個人向けセキュリティ製品の最新版「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」のリリースを発表した。ブラウザー設定の変更を検知する機能や、Web上での行動トラッキングをブロックする機能などが追加された。

» 2015年10月13日 19時05分 公開
[@IT]
製品発表を行うカスペルスキー 代表取締役社長 川合林太郎氏

 カスペルスキーは2015年10月13日、個人向けセキュリティ製品の最新版「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」のリリースを発表した。アプリケーションインストール時のブラウザー設定の変更を検知する機能や、Web上での行動トラッキングをブロックする機能などが追加された。ダウンロード版は2015年10月15日からカスペルスキーのオンラインショップで、パッケージ版は11月12日から店頭で販売を開始する。価格は3980円から(税込み)。

 「カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ」は、「Windows版」「Mac版」「Android版」の3種類からなる個人向けセキュリティ製品。マルウエアスキャンやネットワーク監視、アプリケーション監視などの機能を持ち、システム負荷の低さなどが強みだという。最新版の2016では、「Windows 10」「OS X El Capitan」に対応した他、Windows版向けに新たに「Webトラッキング防止」と「システム変更コントロール」の機能が追加された。また、ユーザー向けポータルサイトである「マイ カスペルスキー」から、リモートでデバイスの状態確認や製品の操作が行えるようになった。

 「Webトラッキング防止」は、Webサイトの閲覧中に、ユーザーの閲覧履歴などの情報を、Webビーコンなどの解析ツールが収集していることを検知する機能。オプション設定により、ユーザーが情報の送信をブロックできるようになる。「行動ターゲッティング広告などの仕組みに対して、プライバシーの面などで不安を感じるユーザーに向けた機能だ」(カスペルスキー 製品管理本部 プロダクト マネージャー 保科貴大氏)。

「Webトラッキング防止」機能の画面例。ブラウザー上でブロック機能をオンにすることで、サイトへの情報送信をブロックできる(クリックで拡大)

 「システム変更コントロール」は、アプリケーションのインストール時などに、ブラウザーのツールバーやスタートページなどの設定が変更されたことを検知する機能。インストール作業の際に、ユーザーが誤ってブラウザー設定の変更を許諾してしまった場合に、後から変更を取り消すことなどが可能になる。

「システム変更コントロール」機能の画面例。アプリケーションインストール時にブラウザーの設定が変更された場合、通知画面が表示される(クリックで拡大)

 また、ユーザー向けのポータルサイト「マイ カスペルスキー」からの製品のリモート管理も可能になった。これにより、外出先から自宅PCのフルスキャンを実施したり、保護設定を変更したりできる。

 製品価格(税込)は下表の通り。ライセンス期間中の製品アップデートは無料。

製品ラインアップ(ダウンロード版) 販売価格(税込み)
1年1台版 3980円
2年1台版 6980円
3年1台版 8980円
1年5台版 4980円
2年5台版 9250円
3年5台版 1万2150円
1年プレミアライセンス(※) 6980円
2年プレミアライセンス 1万1250円
3年プレミアライセンス 1万4150円

製品ラインアップ(パッケージ版) 販売価格(税込み)
1年1台版 4860円
3年1台版 9720円
1年5台版 6080円
3年5台版 1万2960円
※ プレミアライセンスは、購入者本人、もしくは同一世帯の家族・同居人であれば何台でも利用可能なライセンス。同一の住居で起居し、生計を同じくする者の集団に対して適用される。なお、10台以上のデバイスにインストールを行う場合は、カスペルスキー インフォメーションセンターへの電話問い合わせが必要となる。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。