Oracle DBユーザーに最適なセルフサービスBI環境とは?将来的なオンプレミスへの移行も容易に(3/3 ページ)

» 2015年10月27日 07時00分 公開
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ビジネス部門主導でデータ活用を推進し、意思決定を迅速化

 第二のメリットである「ビジネス部門主導による意思決定の迅速化」は、サービスの利用に必要となるスキルレベルを極力低くし、ユーザーがセルフラーニングで使えることによって実現されている。

 「パブリッククラウドのメリットは、IT部門に大きな負担を掛けることなく、ビジネス部門が主導して活用を推進していけることにあります。しかし、サービスを使いこなすために高いスキルが必要とされるようでは、この利点が損なわれてしまいます。

 そこで、Oracle BI Cloud Serviceでは、ビジネスユーザーが特別なトレーニングを受けなくても使いこなせるように配慮しています。さらに、日本のお客さまに広くご活用いただけるよう、日本語化にも力を入れています。

 これにより、ビジネスユーザーによる活用が促進され、『機会発見/課題抽出』─『戦略構築』─『効果測定』のサイクルを素早く回し、意思決定のスピードを速められると考えています」(五十嵐氏)

財務部門が主導して17日で導入。約3000の帳票を一元分析

 この特徴を高く評価してOracle BI Cloud Serviceを導入し、大きな成果を挙げているのがスウェーデンの建設会社スカンスカ(SKANSKA)だ。

 同社の財務部門は、社内のさまざまな部門から上がってくる財務関連の情報をタイムリーに参照/把握できないことに大きな課題を感じていた。そこで、同部門が主導してOracle BI Cloud Serviceを導入し、財務関連の各種情報を一元的に把握して分析作業が行える環境を整備。財務担当者がモバイルからも利用可能にすることで、ビジネス上の判断に使う時間を大きく増やすことに成功した。

 なお、同部門では約3000の帳票を使用しているが、それらを使った業務をOracle BI Cloud Serviceに移行するのに要した期間は、わずか17日間だったという。

クラウドとオンプレミスのハイブリッドだから、両者のメリットを最大限に生かせる

 第三の「クラウドとオンプレミスのハイブリッド」とは、先述したOracle Database Cloud Serviceと同様、オンプレミスと同じアーキテクチャで提供されることによるメリットを指す。例えば、オンプレミスのBI製品である「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」で作成した分析モデルは、Oracle BI Cloud Serviceへそのまま移行することができる(注1)。

注1 Oracle BI Cloud Service上で作成した分析モデルのOracle Business Intelligence Enterprise Editionへの移行は、今後サポートされる予定。



 「ハイブリッドであることにより、Oracle BI Cloud Serviceはそれ自体を本番環境として使える他、BIツール活用施策を検証するためのプロトタイプ開発/検証環境として利用し、本番環境はオンプレミスのOracle Business Intelligence Enterprise Edition上で運用するといったことも可能となっています。さらに今後、Oracle BI Cloud Serviceの分析モデルをOracle Business Intelligence Enterprise Editionへ移行可能になれば、クラウドとオンプレミスの間を双方向に行き来して、既存資産を有効に活用しながら両者の"良いとこ取り"をしていけるようになります」(五十嵐氏)

 また、本番環境としてOracle BI Cloud Serviceを利用している場合に、より高速な処理が必要になったとしよう。そのときには、Oracle Database Cloud Serviceに用意されたOracle Database In-Memoryを使うことができる。

 「組織内にOracle BI Cloud Serviceの活用が浸透し、扱うデータの量や利用規模が拡大していった場合、レスポンス向上などを目的にデータベースをインメモリ化したいといった要求が出てくることもあるでしょう。Oracle BI Cloud Serviceなら、クラウドデータベースとして利用するOracle Database Cloud Serviceにインメモリ機能まで用意されているので、そうしたニーズにも即座に対応可能です」(五十嵐氏)

 もちろん、必要になれば、このインメモリ環境も含めてオンプレミスに移行することができる。こうした選択肢の幅広さは、企業にとって心強い特徴であろう。

「ファイル」「表」「REST API」……多様なデータソースに対応

 これら三つの他にも、Oracle BI Cloud Serviceには“オラクルならでは”のさまざまな特徴が備わる。ここで特に紹介しておきたいのが、多様なデータ取り込み方式をサポートしていることだ。

 たとえ使い勝手の良いユーザーインターフェースが用意されたBIツールでも、分析対象データの取り込みに強い制約があったり、取り込みに手間がかかったりしたのでは価値が半減する。Oracle BI Cloud Serviceの場合、その点にも十分に配慮されており、対象ユーザーに応じて次の3通りのデータ取り込み方式をサポートしている。

  • ファイルからのデータロード
  • リレーショナル表からのデータロード
  • プログラムによるデータロードの自動化

 このうち、「ファイルからのデータロード」は、主にビジネスユーザーの利用を想定したもので、Web画面を使ってCSVファイルや各種データベースファイルをビジュアルに取り込むことができる。また、Visual Analyzerの画面上でからデータを取り込み、可視化することも可能だ。

 「リレーショナル表からのデータロード」は、主にシステム部門を対象にしたものだ。オンプレミスで利用しているOracle Databaseはもちろん、他の主要なRDBMSからの取り込みをサポートしている。データロードのための専用ツールが用意されており、スケジュール機能を使って定期的にデータを更新することもできる。データベース開発ツール「SQL Developer」からの取り込みにも対応している。

 これらに加えて、変換などを行った上でデータを取り込みたいといったケースのために、「プログラムによるデータロードの自動化」もサポートしている。

 「Oracle BI Cloud Serviceには、データ連携用にREST APIが用意されており、それを介してETLツールでデータを取り込むことができます。オンプレミス製品と同様の高度なデータ連携が可能であり、それによってさまざまな場所/形式のデータを活用することが可能となっているのです」(五十嵐氏)

 以上、ここではオラクルが提供するOracle BI Cloud Serviceの特徴を紹介した。ビジネス部門が手軽に扱え、しかも豊富な機能を備えた同サービスは、初期投資なしの従量課金(1ユーザー当たり250ドル/月から、Oracle Database Schema Serviceの使用料は1000ドル/月から)で利用することができる。本記事掲載時点では2週間の無料トライアルを実施しているので、興味を持たれた方は、ぜひ下記「関連リンク」のWebサイトをご確認の上、お試しいただきたい。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年11月26日

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