Unreal Engine 4のパーティクル、メッシュの作り方とエミッターの使い方UnityユーザーのためのUnreal Engine入門(5)(4/4 ページ)

» 2015年10月28日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]
前のページへ 1|2|3|4       

作成したパーティクルの実行

 以上で設定は終わりだ。これで、「ビューポート」を見ると、動画2のようにパーティクルが表示される。

動画2

 「パーティクルエディター」メニューで「保存」し、「パーティクルエディター」を閉じる。「レベルエディター」の「ビューポート」に、「コンテンツブラウザー」にある「myParticle」のアイコンをドラッグ&ドロップする(図27)。

図27 ビューポートにパーティクルを表示した

 「モードパネル」の「全てのクラス」から「カメラ」を配置し、「移動ツール」を使ってパーティクルが「CameraActor」に収まるよう調整する。「カメラ」の「詳細」の「Auto Activate for Play」に「Player 0」を指定する。「ツールバー」で「デバッグ」をして「プレー」を実行する。動画3のように表示される。

動画3

 ここで、UE4メニューの「ファイル」→「保存」で、適当な名前を付けて保存しておこう。

作成したパーティクルを一から使用する方法

 UE4の「ファイル」→「新規レベル」を開き、「モードパネル」から「基本」にある「Empty Actor」をビューポート上にドラッグ&ドロップする(図28)。

図28 「Empty Actor」をビューポート上にドラッグ&ドロップする

 「詳細」の「コンポーネントを追加」ボタンで、「Static Mesh」を選択し(図29)、詳細内の「Static Mesh」の「Static Mesh」項目に「Box_ブラシ_StaticMesh」を選択する(図30)。

図29 「Static Mesh」を選択する
図30 「Box_ブラシ_StaticMesh」を選択する

 再度「コンポーネントを追加」ボタンをクリックし、「ParticleSystem」を選択する(図31)。

図31 「コンポーネントを追加」から「ParticleSystem」を選択する

 詳細の「Particle」の「Template」に「myParticle」を選択する(図32)。

図32 「Template」に「myParticle」を指定する

 すると、ビューポート上にパーティクルが表示され、動画4のように、「移動ツール」でパーティクルを移動できる。

動画4

次回は、UE4独自のプログラミングシステム「ブループリント」で3Dキャラを動かす

 今回は、これで終わりだ。このように「パーティクルエディター」を使ってパーティクルの作成が可能なら、「ボックス」のパーティクルに限らず、「球体」「コーン」「シリンダー」のパーティクルも作成可能になる。当然、色も自由に設定ができる。思いもよらないような面白いパーティクルも作成できると思う。

 次回は最終回で、UE4に用意されているプログラミングシステムである「ブループリント」とマーケットからダウンロードした「3Dキャラクター」の動かし方を紹介する。お楽しみに。

参考文献

著者紹介

薬師寺 国安(やくしじ くにやす) / 薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。

1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。

1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。

2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。

Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。

Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。

主な著書

Unity4.x アセット活用術: Asset Storeから落としたAssetを自分の作品の中で使用する方法』(Kindleストア)

Unity4.xプログラミングTips集: Asset StoreからインポートしたAssetの使い方を徹底解説』(Kindleストア)

Unity Scriptの基本+Unity Script Tisp集』(Kindleストア)

Unity初めの一歩: 超初心者のためのUnity入門』(Kindleストア)

Unity4.x入門+プログラミングTips集: 初心者から中級者対応。Assetの使い方を徹底解説』(Kindleストア)


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。